文芸特殊講義IXって?
日本大学芸術学部 文芸学科専任講師の僕・青木敬士が、毎週金曜日に所沢校舎で行っている授業です。
題目としてテキストコミュニケーション論をうたっていますが、コミュニケーションする主体としての人間存在自体の感覚をいじりまわしてみようという意図で「記憶と記録」「機械存在と意識」「擬人法という認識」などのテーマを追っているのがこの講義の本当の姿です。もちろん日芸の授業ですから、それがジャンルを越えた創作のヒントにつながるように、SF映画やアニメーション、ネット上で進化する言語表現などをからめつつ講義を進めています。
学生同士の切磋琢磨の一助になれば、という考えで、他の受講者が課題に対してどんなアプローチをしたのか解るように、レポートの全員講評をしています。このページのサイドバーのメニューから、講評の現物を読むことができます(ネット公開のため受講者名は伏せてあります)。2年めの今年・2006年度は90人以上に受講者が増えたのでかなり大変でしたが、なんとかやっています。(来年100人超えたら別の方法を考えないとちょっと無理かも……)
文特講IX 後期レポート課題 2006
「人ならざるもの」というテーマでショートストーリー、エッセイなどの文章を一篇作成せよ。(擬人化・擬物化、あるいはそれ以外のテクニックを自由に活用してよい。長さは自由)
提出期限 2006年12月15日授業時
(メールによる提出は12月23日まで受けつける
aoki-kc@nifty.com まで)