2011年3月25日 (金)

卒業おめでとう

日本は夜が明けて、我が日大芸術学部学位記授与式の朝が
始まった頃と思います。

卒業おめでとう!

卒業生の皆さんには、きっと、それぞれ、
ちょっとした心残りもあるかと思いますが、
「心残り」というのは、次につながる大事な感覚です。
大学生活での「心残り」を無かったことにはしないで、
明日からの日々を生きていってください!

日本はいま大変な試練にさらされていますが、
ピンチをチャンスに変えるのは、
ストーリーテーラーの腕の見せどころです。
卒業後、作家やクリエイターの職に就かない方も、
人生という物語のなかで「創作」の心を忘れずに
逆境をくぐりぬける助けにしてもらえたら、
この少々浮世離れした学科で
皆さんと学びの場を共にできた甲斐があったというものです!
こちらからも皆さんに、ありがとうを言わせてください。

Good Luck!


  時差で16時間遅れの2011年3月24日 ロサンゼルスより

                       青木敬士

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2010年4月 5日 (月)

【新年度にあたって】昨年度の採点について

いよいよ4月19日から、僕は1年間の海外派遣へ旅立ちます。
というわけで、今年度の「文芸特殊講義IX」は開講しません。
2011年の4月に再開する予定です。

I'll be back.

さて、

明日から新年度のガイダンスが始まりますが、そこで受け取った単位履修表で、もし「1回以上課題提出をしているのに文芸特殊講義IXが不合格だった」という受講生がいましたら、採点ミスの可能性がありますので、なるべく早急に青木までお知らせください。

メール aoki-kc@nifty.com

渡米後ですと、1年間日本に戻ってこれませんので、
採点訂正が可能な期間を過ぎてしまいます。
よろしくおねがいいたします。

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2010年1月15日 (金)

文芸特殊講義IXの後期課題について

文芸特殊講義IX、本日1/15は予告の通り休講です。
(江古田での卒論卒制受け取りのため)

後期課題の

「140字×3で、なんらかの「現実」を表現する。」

は、来週1月22日(金)の授業時に提出してください。

昨年中の授業時に配布した
提出用の140字×3本が1枚になった原稿用紙を持っていない受講生は、
所沢文芸棟の出版編集室で受け取るか、
以下のリンクからPDFファイルをダウンロードして印刷してください。

http://files.me.com/aoki_kc/7lb89b

なお、1月22日(金)に
ニコ生の運営さんに来ていただいて特別講座を行う計画ですが、
超多忙なスケジュールの隙間をつくことができず、
今回は残念ながら開催できないことになりました。
期待していただいていた受講生の皆さんごめんなさい。

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2009年10月24日 (土)

つぶやきはじめました

まだやってなかったの?って言われそうですが
twitterはじめました。

http://twitter.com/AOKI_KC

1日ごとのログはこちらのツイログで

http://twilog.org/AOKI_KC

mixiはホントに、んーなんか何だろう、ってぐらい性に合わなかったんですが
(僕の故郷の言葉で言うと、「あずましくない」「いづい」って感じ)

twitterはいづい感じがしないのであずましいです。

……すいません、日本語に翻訳します……

ツイッターは、窮屈な違和感がないので居心地がよいです。

なので、mixiではかたくなにマイミク拡大を拒んできた僕ですが、
ツイッターに関しては、フォローもリムーブも、どうぞどうぞ、なのです。

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2009年4月15日 (水)

【業務連絡】文体論は別サイトでスタートします。

今年から担当することになった
文芸学科の講座「文体論」については、
下記のサイトで展開していきます。

   ↓

http://textalk.moe-nifty.com/buntai/


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2008年1月28日 (月)

公序良俗に反するミク曲を高橋名人がプレイ!

クリプトン、「公序良俗に反する」ミク作品をニコ動から削除。判断基準も公開

というニュースが表沙汰になった今日ですが……

まさしくその削除ラインギリギリでアウト(笑)な選球眼をお持ちだったデッドボールPさんのオリジナル初音ミク曲を、僕の高校時代からの友人がベースで弾いて、ニコ動の「演奏してみた」カテゴリに参戦していました(ぉ

今も故郷北海道在住の彼ですが、念願のサッカーJ1復帰を果たしたコンサドーレ札幌の「白い恋人」スポンサー付きのユニフォームを着て登場するところがもう「わかって」るなぁ、と(笑 

僕も釣られてやろうと、曲のまったりパートのところに「提供 : 試される大地・北海道」とコメントを入れておいたら、しばらくして北海道ローカルの提供が大量に追随してて吹いた! こういう空気読みのスキルがニコ厨の恐ろしいところですよね……

その後、なんか、テクニック、手数、容姿すべてにおいて

「高橋名人」認定されてますけど、

楽器弾いてるんだから、せめて

イースタンユースの吉野さん似あたりで!

しかし、やはりニコ動的には「高橋名人」認定はオイシイ……(汗)

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2008年1月25日 (金)

2008初乗り、とアリス

2008yuki_2

愛車のバイクカバーに雪が積もっていたのは、ほんの2日前の1/23水曜日のことですが、もうどこにも雪の姿はありません。今日は午後から所沢校舎で期末試験の監督の仕事があるので、久々にバイクを動かしてみました。2008年初始動。ほとんど一ヶ月ぶりだというのに、バッテリが力強くセルを回してくれてあっけなく始動。今乗っているのはトライアンフのボンネビルT100なんですが、シンプルなメカは信頼性があっていいですね。こいつの前に乗っていたBMW F650GSはハイテク電子制御の塊みたいなバイクで、乗っていない時も盗難防止装置などで微弱電流を消費しているせいか、とくにバッテリーが弱まる冬場は二週間乗っていないだけでバッテリーがあがってセルが回らなくなったりしてました。

シンプルイズベスト。レスイズモア。最後に生き残るのは高性能マシンではなくて、信頼性と使い勝手に秀でたマシンなのかもしれません。遠い未来、ガソリンで動く世界最後のバイクは「カブ」になるんじゃないでしょうか。

鉄道好きな人にはよく知られたエピソードですが、日本国有鉄道で最後まで働いていた蒸気機関車は、キューロクの愛称で呼ばれる大正生まれの9600形でした。一般にもなじみのあるC62とかD51とか、昭和生まれの新型機はたくさんあるんですが、そんな後輩をさしおいて、最後まで地味な働きで生き残ったのが、「カブ」のようにシンプルで用途を選ばないキューロクだったのです。

話をバイクに戻しましょう(汗)  この季節、スキーヤーなみの防寒装備で乗るわけですが、冷たい風を切る感覚が心地よいのです。汗だくになって乗る夏場よりずっといいかもしれません。ただ、東京といえど地熱の届かない橋の上とかは路面が凍結してることがありますから、朝夜は怖くて乗れません。仕事してると昼間に乗る機会があまりないので、またしばらくバイクは冬眠状態かも。

Alice20071

僕が担当する1年生ゼミが制作したゼミ雑誌「ありす」が所沢校舎に届いていたので受け取ってきました。写真のように2冊裏表にして並べるとカバー絵がつながる仕様。このカバーをはずすと薄紫色の新書スタイルになってたりします。

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2008年1月24日 (木)

1/24はMacの誕生日…で、ハンマーの代わりにネギを投げてみたり

1月24日は、今ではすっかりMacとしか呼ばれなくなった、
マッキントッシュ・コンピュータの誕生日です。
それは1984年のことでした。

誕生日の二日前、1984年1月22日、
スーパーボウル(全米フットボールの王座決定戦)
の第三クオーターの途中に、こんな奇妙なCMが入り——

全米が泣いた……なんてことはなく、たぶん、戸惑ったことでしょう。

 

独裁者ビッグブラザーの演説が朗々と響き渡るホールに
個性を奪われた民衆が集い、
じっとスクリーンを見つめています。

 諸君! 君たち一人一人が
 偉大な肉体であるこの国の細胞の一つ一つにあたるのだ。
 そして今日、この偉大なる肉体は、
 その中に巣喰う寄生虫を退治した。
 我らは事実が無節操にばらまかれることに
 見事終止符を打った。

 あらゆる細胞たちよ、喜びたまえ。
 この日を栄えある「情報浄化指令」の
 記念日として祝おうではないか!

 我々は歴史上初めて
 「純粋なイデオロギーの庭園」を創造したのだ。

 ここでは、一人一人の労働者が
 矛盾と混乱に満ちた真実という害虫に襲われることなく
 美しい花を咲かせるであろう。
 思想の統一という武器は、地上のどんな軍隊よりも強力だ。
 我々は一つの人間なのだ。
 唯一の意志、唯一の決意、唯一の主張をもつ存在だ。

 我々の敵は自らの議論によって滅びるであろう。

 我々は、奴らを、奴ら自身の混乱とともに葬り去る。
 勝利するのは我々だ。


しかし警備の制止を振り切って一人の女性が駆け込み、
ハンマー遠投でビッグブラザーの演説スクリーンを粉砕します。

19840124

1月24日にアップルはマッキントッシュを発売します。
そして、
1984年が『1984年』のようにはならない理由をお見せします。

ダークな管理社会を描いたジョージ・オーウェルの小説『1984年』をモチーフに、「ブレードランナー」のリドリー・スコット監督の手によって撮られたこのCMは、真のパーソナルコンピュータ誕生の強烈な産声となりました。

情報管理による人間の統制に使われることはない、
個人の自由な発想を形にするための道具としてのコンピュータ。

それがMacなのだと。

当時は、IBM(その名もインターナショナル・ビジネス・マシーンの頭文字!)に代表される事務機こそがコンピュータで、アーティストの道具だと考える一般人は皆無だったのです。だから、この独裁者ビッグブラザーはIBMの暗喩なのですが、2008年の今なら、なんでしょうね?

こんな感じかな?

Miku1984

こんな絵を描くとまた
「先生なにやってるんですか!?」って言われそうですが
すいません、あんまり自重してないです(汗)

むしろこのネタで「初音ミク版1984」を誰か作ってくれないかな、
と思うくらいですよ。

この絵の背景については
【ここ】とか見ると解りやすいかな。

ちなみに、初音ミクの声の素を担当した
藤田咲さんも1984年生まれなんですよね。
ちょっとした偶然。

- - - - - - - - - -

そうそう、体験版の期限14日間が過ぎてしまったので
うっかり買ってしまいましたよ、
正規版の初音ミクを……

この歌↓みたいな事態になるのは目に見えているのにね(汗)

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2008年1月23日 (水)

「放課後保健室」完結→名作棚直行

Hohoke10 雪が舞う東京の空の下、
ついに最終10巻が出た

水城せとな
放課後保健室


を買ってきました。

「セックス(身体的性別)とジェンダー(文化的・役割的性別)」を扱った漫画として、この「放課後保健室(略称・ホーホケ)」と、よしながふみ「大奥」が、いま現在書き続けられている漫画の双璧だったんですが、そのひとつがついに完結。

——その学校では、「卒業」するために、誰もがいつか、保健室での特別授業に誘われる。そこで眠りに落ちた生徒は、夢のフィールドで、自分自身が抱えた問題を映した姿になって、相手を傷つける血みどろの戦いに手を染めることになる。なぜなら「卒業」するための「鍵」は、倒した相手の体の中から出てくるものだからだ。主人公の真白は上半身男で下半身女の特異な身体をもちながら、ずっと男として生き、これからも男でありたいと思っていた。しかし、保健室の授業で与えられる姿は、女子の制服を着た自分自身だった——

こんな幕開けから「放課後保健室」は、
それぞれの弱みを抱えた生徒たちがからみあい、
それぞれの内面をかき乱しあいます。

この作品の良さは、
主人公の真白がすごくタチの悪い人間だということ抜きには
語れないような気がします。

普通の人には真白が優しげな人に見えるんですが、真白に好意を抱いていたり、力になりたいと考えている人に対して、真白がナチュラルに気遣いだと思って返す行為や言動が、ことごとく相手を傷つけたり振り回したりする最悪のチョイスになっているというところが、読んでいて心に刺さりまくるんですよ。

もちろん、さまざまな謎をちりばめた作品世界も大きな魅力なのですが、いまそれについて語ると、ものすごいネタバレになってしまうので控えます。

しかし、ちゃんと1巻の1ページ目の意味が最終巻で解るようになろうとは!
隠すことで謎にするのではなく、
すべては最初から示されていたんですね。
読者の自分が気づかなかっただけ……
まるで、現実に生きるなかで何度も遭遇する
「何でこんな簡単なことに気づかなかったんだろう」
という驚きに似た感慨があります。

最近「なんとなく思わせぶりな謎設定」を提示しておきながら、まったく回収しようともせず、中途半端な終わり方によってファンの解釈合戦を釣り上げ、ありもしない作品の深みを他人任せで捏造するタイプの作品が(エヴァンゲリオン以降?)増えてきたような気がしますが、「放課後保健室」は世界構造もストーリーの着地点も考え抜かれた上で最初の礎石を置いて、予定通り10巻で築き上げたスキのない建築みたいなすがすがしさがあります。

完結したので自信をもって言えます。
「少女漫画って面白い?」
と問われたら

「竹宮惠子の『風と木の詩』
 吉田秋生の『吉祥天女』
 水城せとなの『放課後保健室』

 の三つを読んで判断してくれ!
 もしこの三作がつまらなかったら、
 少女漫画とは縁がないと思って
 二度と本屋で少女漫画の棚は見なくていい。
 人生は有限なんだから」

と。

- - - - - - -

良い作品の良い場面には付箋をつけるクセがあるんですが、
上の写真の通り、ケーホケに付箋つけまくりですね、僕(汗)

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2008年1月13日 (日)

日曜の朝のテレビ的危機感

気がついたら、部屋で作業をしている時に机の90度横に置いてあるテレビをつけっぱなしにしていることが多い僕ですが、なんとなく、あんまり静かだと集中できない性分だからでしょうか。

視界にテレビが入ってないのにつけるのは
無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァッ!
ラジオでも聴いてろとか言われそうですが、
映像を抜いたテレビの
情報量のスカスカさ加減がちょうどいいのかもしれません。

それでも時々耳にさわる言葉があって、今朝は

「物づくりでも他の国においつかれつつあるのに
 ニッポンは危機感がなさすぎる」
 ——とサンデーモーニングで誰かが言ってました。

おいおい「ニッポン」でひとくくりにするなよ、と。
ニッポンが追いつかれている、っていうのも旧来の競争の物差しで、
もしかしたら次世代を担う人たちは、
そんな基準では戦っていないのかもしれない——
——なんていう可能性にも、
  テレビなんていうオールドメディアでしたり顔の
  感性が年老いたコメンテーターには思いつけないのだろうなぁ……

ほぼ週間単位で流行のメインストリームが入れ替わるニコニコ動画なんて
ボーカロイドのオリジナル名曲が誕生したり、
アニメのネタ回が発生するたびに、
どんな味付けでPVやMADをつくるかっていう水面下の戦いが始まるわけですよ。

名無しクリエイターたちは作品アップ前に
「ネタがかぶったらどうしよう」
「あの神動画師が参入してきたらどうしよう」
とまさに孤独な戦いを強いられてるわけです。

どうよ、この純粋に物づくり的な危機感。
テレビから失われつつないか?

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2008年1月10日 (木)

卒論卒制提出日です

提出日だっていうのに、
まだ書いてる悪い子はいね〜が〜

ハチクロの森田さんみたいに、
半ば故意に留年しようとしてる学生もいるんでしょうけど、

正直、ウチの学費は安くはないぞ!

そんなわけで提出日をにらんで、
昨日の文芸コンピュータ室は卒論印刷・製本の学生でにぎわってました。

そこで2年次に僕のゼミ生だったN藤君から(いやぁ、もう卒業なんだねぇ)こちらのエントリに書いた江古田文学の特集「名無しの才能」用の草稿をもらいました。卒論で忙しかっただろうに、「『またおまえかw』 という『名づけ』」に注目して展開したアイドルマスター論はなかなか面白かったです。ありがとう。完成稿を待っています。

文芸特殊講義IXの受講生みなさんのレポートも明日1/11提出なので、楽しみにしてます。

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2008年1月 8日 (火)

天才を表現する手法・ドラマ版ハチクロを観て

今晩から始まったドラマ版「ハチミツとクローバー」
ありていに言えば、美大を舞台にしたぐだぐだ恋愛劇なんですが、
原作漫画からアニメ化、実写映画化を経て、
ついにテレビドラマにまでなってしまいました。

も一回書きますが、10字以内で要約すると
「イタいぐたぐだ恋愛劇」です。
(公式キャッチコピーが確か「登場人物全員片想い」)

それがこれほどまでに支持されたのは、
それだけ演出が優れていたからからでしょう——原作の。

なので、見続けるかどうかはひとえに演出にかかってますね。
ハチクロにおける演出の最初のハードルは、
はぐちゃんの「天才性」をどういう形で描写するか
というところにあるはずです。

で、どうだったかというと——

はぐちゃんの絵を見た竹本くんの心の声で、彼女の凄さをナレーションしてました、ってオイ!……それならそうと、「絵自体は見せない」演出にしないと、よっぽど彼女が描いた「絵」に力がないと醒めちゃいますよね。

なのに最初に絵を映してから、見た人の説明で天才性を示すなんて
演出手法として下手を打ちすぎでは?

羽海野チカさんが描いた原作での「コマ間モノローグ」を
こんなガサツな解釈で演出するとは、逆にチャレンジャーだなぁ…
という感想しか出てきません。

あと基本的なところで
いちおう原作を頭から消して観ていたけど
そうするとまったく話が見えてこなかったのは、
今日の僕の体調が悪くて熱があるからだけではないような。

ドラマの最初で新入生にカレーふるまってて
「もやしもん」のほうが実写化されたのかと思っちゃいましたよ
ヽ(`Д´)ノ ウワァァン!!

公式サイト→フジテレビ「ハチミツとクローバー」

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2008年1月 7日 (月)

食欲不振にこの動画

東京に戻ってきて今日から出勤です。
フレッツ光の電話も直ってネット環境も復活。
でもこっちに復帰したとたんに風邪ひきました。
東京の建物の窓も二重窓にすればいいのに。
これじゃ家の中は北海道より寒いよ〜

そんなこんなで調子悪いので職場公式の新年会を辞退して帰宅。
コンビニにいったらお弁当コーナーにお粥があったので、渡りに船と買い物カゴへ。あ、七草粥の日か今日は……と、コンビニで知る伝統行事。

食欲がわかないときにも
この動画を見るとなんか食べたくなっちゃうんだよね
不思議。


けっこう長くニコニコ動画ランキング100位以内に入ってますが
やっぱりお腹をすかせている子がいるとほっとけないのが
人情というか本能なんでしょうか(笑

それにしてもこの優柔不断なネギ娘はいつまで
「○○食べたかったな〜 いやでも、そぉ〜でもないかな〜♪」
と、はらぺこのままでいるんでしょう?

ニコ動見れない方はこちらにもあるみたい→YouTubeでみる
でもやっぱり字幕職人がやって来てくれるニコ動が好き。

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2008年1月 5日 (土)

【実家で発掘】庵野カントクを「あんのう」と読み違える元凶

Annou01_2
実家の魔窟から発掘シリーズ
第二弾。



風の谷のナウシカ
ロマンアルバム

この本自体はナウシカ映画版のムック本で、さして珍しいものではありません。僕が中学生だった頃に買ったものです。

 が、

ここに、僕が
庵野秀明カントクの名字を「あんのう」と読み違える

というクセがなかなか抜けなかった元凶があったのです。

原画マンインタビューページをご覧ください。

Annou02

ルビに「あんのう」……

巨神兵の作画に震え、その担当者としてここで名前を知ったのが、僕にとって庵野秀明の名を意識するファーストインパクトになりました。

以来、ずっとアンノさんのことを
「あんのうひであき」だと思い込んでたわけですね。
刷り込みされたヒナみたいに。

教訓は——というと、まぁ、
「校正の仕事は大切だよね」ってことです……

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

というわけで、前のエントリにも書きましたが
そろそろ北海道の実家を出る準備のために回線切ります。
東京の自宅のネットがひかり電話もろとも死んでるので、
しばらく消失します。というわけで、

「青木ケイシの消失」のあいだ、ニコ動で
「初音ミクの消失」を眺めているのもいいかもしれません。

あえてこのバージョンを紹介して消えますよ、と。

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2008年1月 4日 (金)

【業務連絡】文芸特殊講義IXの課題 と 江古田文学の原稿募集について

そろそろ正月気分ともサヨナラしなくちゃいけませんね。
明日の夜には、僕も東京に戻って新年の仕事に備えます。

そういえば東京の自宅のフレッツ光の具合がおかしくてネットが使えないのでした。ニコ厨にはツラい……じゃなくて(汗) 今のうちに業務連絡を……

というわけで、一週間後が提出期限の僕の授業の課題を掲載しておきます。
元日のこのブログでも書いた、ニコ動を巡る特別講座と連動した課題で、以下、その際に配ったチラシの文面を全文転載します。課題は後半にあります。

■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■  

文芸特殊講義IX  特別講座
2007年12月7日(金)13時〜

「ニコニコ動画に集うクリエイティブ」
特別講師
中澤友作株式会社ドワンゴ 広告宣伝部

◆◆◆この特別講座に寄せて◆◆◆ 
   青木敬士・文芸特殊講義IX 担当講師

「無題」という作品はどんな美術展でも目にはいりますが、
名無し作家の作品にはめったに出会えません。

それは「あの人の作るものならば間違いない」というクオリティを保証するもの=ブランドにまで作家名が高まらなければ、なかなか美術館収蔵という権威の壁を越えられないからです。

そのような権威とは無縁な場所で、いま、最もホットに作品発表と批評が行われているのが、ネット上の「ニコニコ動画」です。

アップされた動画の画面上にリアルタイムに感想が書き込まれていくシステムは、作品のアイデアやクオリティ次第で、一夜にして数万人の視線を集めることも可能なステージなのです。

不思議なことに、そこで発表する人々は自分の名前を前面に出そうとはしません。

お金がもらえるわけでもない場所で惜しみなくハイクオリティな作品をアップする名無したちに向かって、ネット住民は畏敬の意をこめて「才能の無駄遣い」という賛辞を贈ります。かつてネットを捉えるキーワードだった「匿名」という存在からニコ動の「名無し」への進化を、いま僕らは目にしているといえるかもしれません。

◆◆◆文芸特殊講義IXの後期課題について◆◆◆

今回の特別講座とも関連しますが、
文芸特殊講義IXの後期課題は
「名無しの才能」をテーマとします。

2008年2月末発行予定の「江古田文学」67号特集「名無しの才能(仮題)」と連動した課題で、優れた論文、レヴューや紹介記事を提出していただいた方については、「江古田文学」の特集に採用させていただくこともあります。

書店売りもある市販文芸誌に文章が載る機会でもあるので、他者を惹きつける・他者に読んでもらう文章を意識してテーマに挑戦して下さい。(特殊講義IX受講者以外の方の寄稿も歓迎します)

形式は自由ですが、以下に考えられるいくつかのパターンを例示——

・ニコニコ動画をはじめとするネット関連のクリエイティブはもちろん、印刷媒体の同人誌(二次創作含む)や、同人ゲームなど、「すでに確立しているメジャーブランド」によらない創作者・創作物について、レヴューや批評を紹介記事的な形で書く。動画をYouTubeやニコニコ動画にあっぷしてみた、といった体験レポート的なものでもOK。

・対価をもらわずにハイクオリティな作品をアップする素人が大挙してくる時代にプロはどう生き残るべきか、といった考察論文などもOK。

・プロの作品も、二次創作やパロディとして消費されることを前提としたつくりにシフトしているのではないか(踊りをまねられることを期待したアニメのオープニングなど)などの切り口から、メジャー作品と「名無し」の関係について考察することもテーマに含めます。

●提出期限は2008年1月11日(金) 授業時
メールでの提出もOKです。
aoki-kc@nifty.com(青木敬士)まで。

■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 

以上です。

上記文中にもありますが、江古田文学の特集「名無しの才能」については、一般の方の原稿も歓迎いたします。(江古田文学は寄稿によって成り立っている雑誌ですので、原稿料はお出しできませんが、執筆者に掲載誌は進呈いたします)

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