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2006年11月29日 (水)

秘技・Acrobatコタツ返し

コタツの設計ミスがあまりにも型破りなものだったので、
「これが間違いだとしたら、いくらなんでも途中で誰かが指摘しているだろう」と思って全員がスルーしてしまい、テーブルの上に熱源がついたコタツが生産ラインまで進んじゃって……
という話が『課長バカ一代』にありました。

Kacyobaka69


じつは僕の手元に、逆コタツ並みのミスを見逃した雑誌のデータがあって「これをひとつずつ手作業で変換か……」と途方に暮れていたのですが、なんとか

インデザインPDFアクロバットでポストスクリプト書き出し色変換PS生データディスティラーで、もう一度PDFに戻す

——という、アクロバットの名の通り曲芸的なゾンビ召還術をあみ出して光明が見えたので、このところ水曜日は所沢校舎に行ってスキルのある学生(彼も本当は江古田組なのだけど)と一緒に、コタツの天板をひっくりかえす作業にいそしんでいました。

ゴールが見えだしたところで彼がうわ言のように

「焼き肉食べたい」

とつぶやきはじめたので、完成後、一緒にいた彼のサークル後輩も含めて焼肉をふるまうことにしました。もちろん、課長バカ的コタツトップ焼肉なんかじゃなくて(笑)ちゃんと江古田の「牛角」を目指します。

今回のリカバリー功労者の彼はちょっとハチクロの真山っぽい雰囲気があるのですが(せっかくなので以下、真山と表記)、11/5、芸祭あとの飲み会で僕がいた公沁舎と彼のサークルが隣り合わせになり、酔っぱらった僕は仕切りのパーティションの上から顔を乗り出して、こういう趣旨の発言をしたらしいです。

「真山! 山田泣かせるなよ!」と。

その後、僕は真山に反撃され頭をひっつかまれる花本先生を演じたあげく、
近くに僕の四年ゼミ生I君もいるのを発見して
飲みの席で卒論指導を始めるという傍若無人ぶりだったそうで……

はっきり憶えてないぞ(汗)

今日、江古田の牛角で楽しく飲み食いした時の話によると、どうやら日芸版ハチクロの真山は本家ハチクロとは違う選択をしたみたいですが、それはあの場にいた人だけの秘密ということで。

なんのタイミングか焼肉の最中、花本先生の携帯にもむかーしワケありだった人からのメールが入ってたりしたのですが、これは伏線のまま放置され、終電をとっくになくした真山と藤田工房の店主は花本先生を巻き込んで江古田でI君が経営する土田工務店を襲撃するというオチです。もはや内輪ネタとハチクロネタが攪拌されて「何が何だかわからない」

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2006年11月27日 (月)

鬼のアシスト業

冷たい雨の朝。先週もこんな週明けだったような…

月曜日は四年生のゼミ。

提出まであとひと月ちょっとに迫った卒業制作用の長篇小説に対して、頭から書き直しが必要となるくらいの新しいエピソード設定を提案したりするなど、やることが鬼の所業と化しつつある僕ですが、面白くなる余地があるものに対して妥協したくはないのですよ。結局、気休めの嘘というのはなかなかつけないものだなぁ——と、学生に話したことを思いだしながら、話の流れで引き合いに出した村上かつらの漫画『(仮)スマ未満』と『かさぶた』(村上かつら短編集2と1に所収)を、帰ってから読みかえしています。

ミュージシャン志望の自分探し男に対して
「どうすれば満足なの?
 いつになったら
 片手でメンボ(音楽雑誌のバンドメンバー募集)のページ
 めくりつづけるのをやめるの?」
と、一番痛いところを突くオンナノコのセリフとか。

叩く尻がいくらでも発生するこの季節には
すごくお似合いの作品集かもしれません(汗)

061127_katura

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

終業後、模型同好の士であるスタッフT氏とともに
デッドストックの掘り出し物目当てで
練馬の某模型店を初訪問。
見た目は街の小さなオモチャ屋なのですが、

Σ(゚Д゚  なんと。

ヤフオクでおとしそこねた
1/150スケールのレーサーバイク
(指先に乗るくらいの大きさ)が
定価で売れ残ってるし! 

061127pony

いやー、こんな近くに幸せが隠れていたなんて
青い鳥の童話のようだね(言い過ぎ)

それでも昼間、僕の携帯型HD(80ギガ)が
過熱してお亡くなりになった痛みの代償にはなりませんて。
ゼミ誌の編集、一週間前の時点に逆戻りですよ。
コンデンサーが焼けた独特の臭気が目にしみて……

リアルに涙が出そうです(泣)

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2006年11月24日 (金)

文特講IX 後期課題は「人ならざるもの」

今年はおかげさまで文芸特殊講義IXの受講者が去年の3倍近くに増えたので、講義のかたわら、この時期になってもまだ前期の講評を続けています。

昨日は勤労感謝の日でしたが、感謝するヒマもなく江古田文学の最終校正にあけくれて寝不足だったので、今日の僕の講評は自分でもおかしなテンションで脱線しまくりでした(汗)  面白がってくれた学生もいたとは思いますが、僕が挙げる参考作品がどういうつながりで出てきたのかさっぱりわからなかった人には災難だったかもしれません。

その脱線話のなかで日本のメディア芸術100選の漫画部門に

『風と木の詩』が入ってないのはどういうことだ!

とやたらにループしていたような気もしますが、
あれは本当に良いものです。

それまで無かったジャンルを創出する際につくられた作品というのは、古い価値観にとらわれた人をも納得させられるだけのクオリティが必要とされるから、自然と完成度を備えた名作になるんだということの良い証明でもあります。

(しかし、授業のあとである学生さんから
 頼むから『風と木の詩』をボーイズラブのくくりには入れないでぇ〜
 と懇願されました(汗)  うん、わかる、その気持ち。
 授業のなかではいちおう少年愛ものって言ってたつもりなんだけど、
 ちょっと口がすべったかもしれず……)

さて、師走の足音も聞こえてきたので、そろそろ後期の課題も出さないと……

というわけで、本日発表。

後期の課題は「人ならざるもの」です。

昨年度の「擬人化・擬物化」とオーバーラップさせつつ、テーマの範囲を拡げています。参考として、「擬人化・擬物化」のレポート講評をサイトにアップするついでに、文芸特殊講義IXの固定ページを作ってそこにまとめてみました。

■青木KCの授業・文特講IX… トップページはこちら■です。

ブログのサイドバー特設ページにも常駐させてますのでどうぞよろしく。
今年も僕に「予想ガイです」と言わせる作品を期待してます。

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2006年11月22日 (水)

絶壁犬はいい!法面を映せっ!

目覚めてテレビのスイッチを入れると、
すごく僕好みの映像が流れてきました。

Zeppekiken_1

            ▲赤矢印のところに犬が……

 徳島市加茂名町の眉山(びざん)ふもとの急斜面で、崩落防止用擁壁のコンクリート枠に犬が迷い込み、動けなくなった。住民によると既に5日が経過し、「自力での脱出は不可能」と判断した徳島市消防局は22日午前9時からレスキュー隊員約20人を出動させ、正午前に救出した。

 擁壁は高さ約100メートル。約3メートル四方の格子状のコンクリート製枠が積み上げられた形状。擁壁上部の茂みから下りてきたとみられ、高さ約50メートル付近にいた。17日昼ごろ、住民が鳴き声に気付き、徳島保健所に通報した。体長約70センチの雑種犬とみられ、生後数カ月程度。首輪は付けていない。(以下略)

(毎日新聞) - 11月22日17時11分更新

たいへん申し訳ないのですが、
正直、犬にも救出劇にもまったく興味はございません(汗)

僕好みの映像というのは、
その背後のコンクリート法面
(のりめん)

防災の要求と地形から導き出されたはずなのに、
まるで絵的なカッコよさを狙ったかのような造形!

工場や大規模土木工事に萌える
人工構造体フェチな僕にはたまらない風景です。

昨年度、青木ゼミ2のゼミ雑誌にて、
あとがきに代えて全員が4コマ漫画を描いたのですが、
そこで僕のフェティシズムの告白をみた人なら
きっと、納得していただけたことと思います。

       以下転載↓

4koma2005kc

Kikagakari2005

こちらが掲載ゼミ誌「キカ係」 ※工具は演出です。
 所沢&江古田校舎のゼミ誌配布テーブルで絶賛無料配布中!


ゼミの時間にボールペン一本で描いた(所要時間15分)
この漫画、ほぼ完全に実話ですよ。

というわけで、
実際にどんな模型を作っているのかちょっと公開。
最近ヒマがなくて仕上げ作業には至っていません(涙)

腕の見せ所はここから先で、
この写真ではただのグレー塗装に見える法面を
「まるで実物を150分の1に縮めたようだ〜」
と思わせるためのエイジング塗装&ウエザリング作業が
待っているのです。

Nnorimen09


Nnorimen10


ここまでコンクリート法面好きをアピールしておけば、
酸素欠乏症にかかったアムロの父親ばりに
「絶壁犬はいい!法面を映せッ」とテレビに叫んでいても
生ぬるい視線で許してくれるんじゃないかなぁと思います(汗)

  .-、  _
  ヽ、メ、〉      r〜〜ー-、__      __________
  ∠イ\)      ムヘ._     ノ      |
   ⊥_      ┣=レヘ、_ 了     | えーい、絶壁犬はいい!
-‐''「 _  ̄`' ┐  ム  _..-┴へ   <
  | |r、  ̄ ̄`l Uヽ レ⌒',    ヽ.   | 法面を映せッ!!
  (三  |`iー、  | ト、_ソ   }     ヽ   |          
  | |`'ー、_ `'ー-‐'    .イ      `、   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  | |   `ー、    ∠.-ヽ      ',
__l___l____ l`lー‐'´____l.       |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||  .|      |
               ||  |__.. -‐イ
               ||   |    ノ/

【おまけリンク】 法面フェチが泣いて喜ぶページ↓

http://www.pref.saitama.lg.jp/A08/BC00/gikan/genba/ge_nori.htm

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2006年11月17日 (金)

僕だけのシニフィエ

たとえば一年後に
このAAだけの日記というシニフィアンを見て
シニフィエを思いだせるかという
自分自身に対するテスト。

Sensei00

つまり僕が記号内容を忘れてしまうと
意味不明意義不明のエントリ化するという罠。

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2006年11月16日 (木)

言い出しっぺの法則

「言い出しっぺの法則」というのがある。なにか問題を発見したり、なにかイイ思いつきをした人がいたら、「誰よりもまずオマエがやれよ」という決まり。なにかを言い出すということは、その人が問題に直面していることを意味していて、その問題についてもっとも情報をもっていることになる。だから、その問題をわかりやすくコミュニティに提示するためには、まず その人がやってみることが一番いい。

〈白田秀彰「インターネットの法と慣習」より〉

あ、そうか。そういうことか。
いやはや。

本日、芸術学部で急きょ立ち上げられた某小委員会の
プロジェクトリーダーに任命されちゃいました。
光栄なことではありますが、
これほど「成功したか、ショボーン(´・ω・`)か」が
外部の人にもハッキリと丸分かりなプロジェクトもありますまい。

正直えらいこっちゃ。

とここまで言ってあとはナイショ。
でも察しのいい人はこれだけのヒントでわかっちゃうな。

だいたい「アレやらせるなら青木だ!」なんて仕事はあんまりないですって
模型工作以外は不器用なんで(笑)

あ、コメント欄に「××でしょう?」と正解を書かれても
華麗にスルーしますのであしからず。

では。冷蔵庫にモルツの500ml缶があったので、
キューっと飲んで寝ます。
じつはさっき(23時半ごろ)帰ってきたばかりなんですが、
明日は留学生等の入試なので朝が早く、
8時間後にはまた大学にいるわけで ヽ(゚∀゚)ノ アッヒャッヒャ!

ちなみにサッポロ派の僕がサントリーのモルツなんて飲んでるのは
最近『もやしもん』を読み返した影響ですね(汗
きっとすぐ黒ラベルに戻ると思います。

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2006年11月15日 (水)

地震と津波。そういえば一年前

PM8:15
千島列島北部でM8.1(阪神淡路のM7.3の30倍くらいのパワー)
の巨大地震発生。震源深さ33km。

気象庁は午後8:30、北海道の太平洋沿岸東部、
オホーツク海沿岸に津波警報を発令。

Eq

そういえばちょうど一年前、2005年11月15日といえば…
       
クリックでこのブログ、一年前のエントリへ

(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル



●23時40分追記-----------------------------------

2メートルの予測を下回る津波で被害が無かったのは幸いでしたが、津波を普通の波と似たようなものだとナメてはいけません……ということを、分かりやすく説明した図があったので引用しておきます。(仙台市の防災ページより

Tsunami

スマトラ沖地震の記憶もだんだん薄れつつあるように、ほんとに人間の記憶って頼りないものですね。一年前に自分で書いたエントリを読んで(僕が長電話してた女の子って誰だ? たぶんあの人だとは思うけど、何を話したのやらまったく覚えてないぞ)と真剣に悩む始末。

いろいろ忘れてしまいたいことが多めの人間だとは思いますが(笑)、それにしても物忘れ激しいんじゃないかと、ちょっと不安になります。

なにしろ今日研究室の本を整理していて見つけた、川原由美子の『観用少女(プランツ・ドール)』を再読してみたら、最終話のオチさえすっかり忘れていて、ものすごく新鮮に愉しめましたから(ぉぃ)

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2006年11月14日 (火)

G戦場の赤い戦車

富野由悠季監督の講演をまのあたりにした帰り道で買った日本橋ヨヲコ『G戦場ヘヴンズドア』の続きが気になってしかたない日々を最近過ごしていたのですが、発行から数年たっているせいか近所の本屋は在庫全滅。

今日はなんとか所沢の授業の帰りに練馬駅近くの本屋で2巻を発見しました。

しかし、連載中のものならいざ知らず、これはすでに完結している漫画。2巻を読んだら続きへの渇望感はさらに高まるばかりで、結局電車で池袋のジュンク堂まで出て買ってきてしまいました。

 

いやもう、なにも言えない。
鉄男が久美子の背中に描いた絵、震えた。
というか、なんで僕は
こんなに久美子の絶望感にシンクロできるんだ?

うまく言葉にできません……

さらに追い討ちをかけるように
作品を読み終えたあとの作者のあとがき——
ここでYAPOOS(戸川純)の『赤い戦車』を持ち出すとは

反則ですよ(涙)

ただちに脳内再生できる(つまりハマってた)人にとって
『赤い戦車』はこの世に存在する
どんな戦車よりも強力な兵器なのですから。

やわらか戦車なんてお呼びじゃないのですよ(汗)

若い頃にあの歌に引っかかってしまう人って
きっと本当におびやかされた経験をしたけれど
それで(死を選ばなかった、ではなく)
死を選べなかった人だと思うんです。

Gsen

手前が『赤い戦車』収録アルバム YAPOOS「ダイヤルYを廻せ!」

iTunesが入ってるパソコンなら
『赤い戦車』冒頭の30秒

♪水彩画より油絵の凝固した色味にも似た
 迷いなく確固たる動かぬ血の色の野望
 Red Bloody The Will Is……

までなら無料視聴できます→ 【[Click] iTunes URL】
150円でダウンロード購入すればサビの

♪傷を染める清冽な赤 凝視するほど傷は癒える
 ペインティングス 赤く輝く血は源泉
 死人じゃないってこれほどまでに確信する色

 突き上げるあつい想いが描きなぐった血の色の

 ペインティングス まるでキューブな自己実現
 生きるために生まれたんだと確信する色

まで思う存分聴けますが、
あえて他人に、聴け! とは押しつけたくない曲ですね。
気づかないでいられるほうが、きっと健康——
そんな感じです。

最近はやりごとのように、いじめ自殺が連鎖してますが
どうもね、出会ってないような気がするんですよ
『赤い戦車』みたいな存在にね。

誤解のないように書いておくと
『赤い戦車』にしろもっと即効性のある何かにしろ、
外野の思いこみで押しつけたってダメ。
弱ってるガキが自分で出会わなきゃ意味がない。

面倒をみるってのと育てるってのは
似ているようでまったく別のことですから。
過剰サポート抜きに「自分で出来た」という実感がないと、
成長なんてありえないでしょうに?

……いかん、なんか説教臭くなってきたので
  ここらへんで強制終了。

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2006年11月12日 (日)

文学フリマ

Syoheibasi2

昌平橋のたたずまいが好きなので
手前の御茶ノ水で降りて
写真を撮りながら秋葉原の会場まで徒歩でGO。

そんなこんなで

うっかり一時間遅れで会場に着いたのが運の尽き。
桑島由一さんの本は完売してました(涙)
二百円のサンプル盤だけは入手。
もちろんレーベルは「NO DISC RECORDS」ですから、
こう見えてこれも本ですよ↓

Ndil

本は買い逃したけど、桑島さんと直接お話できて(すごく緊張した)ミクシィのマイミク申請をオフラインでしてしまうという暴挙を許してくださり恐悦至極です。

桑島さん、どうもすみません(汗) そしてありがとうございます。


Bunfuri

今日はこのあと銀座(といってもルノアールの会議室ですよ)に移動して、
小説同人誌「もらっぷ」の読書合評会というブンガク漬けの一日。
こちらの今日のお題はリービ英雄の『千々にくだけて』なのです。

それではまた移動開始!

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2006年11月11日 (土)

明日は文学フリマ

さぁて明日も早起きして
『仮面ライダーカブト』を観てから(ぉぃ)「文学フリマ」に出かけますよ、と。

文学フリマ
2006年11月12日(日)
場所は東京都中小企業振興公社 秋葉原庁舎 第1・第2展示室。
開場11時、終了16時。

僕が原稿(小説『雌性先熟ソードテイル』/漫画評論『ジョンベネ・ラムジーへの変身願望——現実の殺人事件と幻の犯人を巡る、おがわ甘藍「チェンジング・ツアー」レヴュー』)を寄稿している「公沁舎」のブースは2階のB-51です。

僕は正スタッフではないのでブースには居ないかもしれませんが、

ライトノベル作家・桑島由一さんの
NO DISC RECORDS
にはいきなり突入して本を買ってこようと思ってます。

レコードではなく小説をリリースするレコードレーベル、ってのは、自分はダサくないと信じている文学青少年が一度は思いつくアイデアですが、たいていの場合それは妄想倒れに終わります。

これはちゃんとお洒落にカタチにできてる成功例。
桑島由一さんの感性によるところが大きいと思います。

特別講座で日芸に来てくれないかしら、桑島さん。
チャンスがあったら直接交渉してみようかな……(どきどき)

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プレステ3とカーチャン

今日はSONY プレステ3の発売日だったんですね(←興味なさげ)

となれば、やはりあのコピペを貼らねばなりますまい。

「ほんとにプレステ3買ってくれるの!?」
「今日はお前の誕生日だろ」
「・・・カーチャンお金あるの?お金大丈夫?」
「カーチャン今月残業いっぱいしたからね。
 四万あるから余ったお金で回転寿司行こうねえ」

       J( 'ー`)し
        (  )\('∀`)
        ||  (_ _)ヾ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

言えないよ……PS3が発売前に値下げ発表されてもなお
本体だけで
¥49980もするなんて。(ノД`)

  ( '∀`) J('A` )し
  .(_ _)   (  )  .┌─
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄くく ̄ ̄ ̄|

結局PS3を買えなかった僕たちは 外の試遊台で遊んで帰った。
帰りの電車の中で無言の母に「楽しかったよ」と言ったら。
母は 「母ちゃん貧乏でごめんね」 と言って涙を少しこぼした・・・


後日別のゲーム機を買ってもらえた。


──┐
   │               [任天堂]
   │   J( '∀`)し       (´∀` ) <Wiiなら本体に
   │     (  )\('∀`)ノロロヾ(  )  ソフト付けても安いよ
   │     ||  (_ _)ヾ     ||



まぶたを閉じれば今でも思い出す。
歓ぶ僕を見るかあちゃんの、凄く嬉しそうな顔を・・・

それから20年の月日が過ぎ、
僕は就職した任天堂でゲームを作っている。
ソニーはなくなっちゃったけど、
ゲームは相変わらず人気だ。
僕はみんなに喜んでもらえるように
低価格で楽しめるゲームを作っている。
母ちゃんは僕が作ったゲームを
近所の子供たちがやっているのを見て誇らしく思っている。



。・゚・(ノД`)・゚・。


しかし、
20年後ソニーはなくなっちゃったけど、というのが
もはや冗談に聞こえなくなってきたよ。

アイボの研究所も切り捨てちまって

そこにモノづくりの夢はあるのかい?

プレイステーション 3、販売開始

東京・有楽町にあるビックカメラ有楽町本館には、
ソニー・コンピュータエンタテインメントの
久夛良木健社長兼CEOが来場。1番の購入者に手渡した。

http://plusd.itmedia.co.jp/games/articles/0611/11/news015.html

購入第1号となったのは中国から来た方。どのソフトを買うかは考え中、だそうだ。

すごい皮肉ですね。
ゲーム機を並んでまで買う人が
「どのソフトを買うかは考え中」だなんて。

第一号が手渡された客は、
ゲームがやりたい人じゃなくて
生産量の少なさに目をつけた
転売目当ての中国商人じゃないですか。


ソニー、好きだったんだけどなぁ

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2006年11月10日 (金)

バトルオブシリコンバレーとライセンス料の甘い罠

Pirates_of_silicon_valley_2
パーソナルコンピュータが世界を変える力になると直感した二人の青年、スティーブ・ジョブズとビル・ゲイツ。アップルとマイクロソフトを立ち上げた二人のライバル関係を描く再現ドラマ
『バトル・オブ・シリコンバレー』
を今年も文芸特殊講義IXで学生に観てもらっています。

二日前にナマ富野由悠季カントクの講演を観たばかりなので、どうしてもジョブズのキレたカリスマっぷりにカントクの姿がダブります。

一方、ビル・ゲイツは、開発したソフトをまるごと高額で大会社に買ってもらうことよりも、版権は渡さずソフト一本ごとに小額のライセンス料をいただく方式にこだわりました。

もし富野カントクがビル・ゲイツのように「ガンダム」の商標権を自分で所有していたとしたらどうでしょう? ガンダムのプラモデル一個につき5円のライセンス料だったとしても、恐ろしいほどの小銭が集まって山と積まれるはずです。

一昨日「60歳でようやく家が建ちました。おめでとう」とカントク自身が自嘲気味に話していましたが、逆にオモチャ屋にしいたげられた逆境がなかったら、65歳の現在までバリバリ現役でやっている富野カントクは存在しなかったんじゃないでしょうか?

『バトル・オブ・シリコンバレー』上映後、このドラマのエンドでは負け組のジョブズが現在iPodで気を吐いていることに関連して、正当なリスナーを頭からコピー泥棒扱いしてる現在の音楽利権ゴロに対する怒りをぶちまけてしまいました。自分としては冷静に話していたつもりなんですが、思いきり長くなって途中でチャイム鳴っちゃいましたね(汗)

そうそう、余談ですが、ネットで見つけたビル・ゲイツのスピード違反逮捕画像を見せて、一緒にシド・ヴィシャスの画像が出たときにも言ったんですが、『NANA』が好きなのにシドって何者?という人がいたら、いますぐにでも映画『シド・アンド・ナンシー』を借りてきて観るべきです。

ピストルズのファンには不評だったり、いろいろ映画としてどうなのよ、という声はよく耳にするけど、若い頃に観ておくべきっつーか、若い頃に観ないとつまらない映画というのがあって、『シド・アンド・ナンシー』は確実にそのたぐいの映画です。

ちなみに僕も観たのは19歳の時。
見終わったあとの空虚感が満たされなかったら、
漫画『デトロイト・メタル・シティ』でも読んで笑えばいいと思うよ(笑

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はらたいらに賭けたら負けかなと思ってる

今日いちばん「えっ」と思ったニュースは


漫画家はらたいらさん死去
「クイズダービー」でも人気


クイズ番組の名物解答者として知られる漫画家のはらたいら(本名原平=はら・たいら)さんが10日午後0時7分、肝不全のため埼玉県富士見市の病院で死去した。63歳。高知県出身。葬儀・告別式の日取りなどは未定。

10代のころから漫画雑誌に投稿を始め、1963にデビュー。「ゲバゲバ時評」「モンローちゃん」などを発表し、批評精神の利いたナンセンスギャグが注目された。  

77年からは、博識ぶりを買われて、TBS系テレビのクイズ番組「クイズダービー」にレギュラー解答者として出演し、正解率が高いことから「はらたいらさんに○○点!」というフレーズで親しまれ、約15年間にわたってお茶の間の人気者となった。

 パソコンや英語への挑戦など等身大の目線で中高年を応援する著書も多く、50歳前後から苦しんだ男性更年期障害には正面から向き合って体験記を出版した。

〈サンケイスポーツ 2006.11.10〉

1970年生まれの僕は「クイズダービー」観ながら育った世代ですね。「3枠」のはらたいら氏は安定した正解率を誇るがゆえにオッズは低いものの、最後のはら頼みという守りの手が定着するほど、その信頼感は絶大なものがありました。

対する「1枠」学習院大学教授の「篠沢教授に全部」というのは、もはや敵ゴールの真下から三点シュートを狙うレベルの無謀さで、

「大学教授といっても専門分野以外はバカ」

という貴重な認識を、幼い頃に得られたすばらしい番組だったわけです。

しかしあのころまさか自分が大学の先生になるなんて
0.01%も考えちゃいませんでしたよ(汗)

そして失礼ながら、
「クイズダービー」ではらたいらさんには親しんだけど、
彼の描いた漫画を読みたいと思わされることが
正直ただの一度もなかったという事実。

——この点は考えてみる価値のある問題でしょう。

たとえば僕は室井佑月の小説のなかにいくつか好きなものがあるんですが、朝のワイドショーでコメンテーターをしている彼女を先に知ってしまったら、小説を読みたいと思うことはなかった気がします。

で、至極単純に
「テレビって怖いよなぁ」
と思ってしまうわけです。

(-∧-;) ナムナム

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2006年11月 8日 (水)

富野由悠季カントク日芸来襲

『もてはやされる時代にどのように対処すべきか?』
—結果を見ても始まらない。未知なるものを求めるしかない—

という演題で富野由悠季監督の特別講義があるというので、自分の授業がないのをいいことに、江古田での仕事を午前中でキッチリ上げて所沢校舎に向かいました。

富野さんのキャラとか武勇伝はいろいろ耳にしているので

(きっと地球にコロニー落としそうな勢いで「演説」するんだろうなー
 ガンダムのカントクが来るっていうんで教室にもぐった
 物見遊山気分の学生はビビるだろうなー)

とワクワクしながら僕ももぐりました。すぐこの枠担当の先生に発見されて、青木先生はむしろスタッフ側でしょ、とプリント配りなど手伝うことになりましたが、そのくらいいくらでも買って出ますよ。トミノ節が好位置でまのあたりにできるなら(あはは)

トミノ節は冒頭から炸裂。
いきなり学生に「この一年で先生からなにか創作の確かな方法論を学べたか?」という趣旨の質問をし、200人教室を埋める学生たちから確かな声が一つも出ないのをみるや

「大人から教えられることなんてなんにもない」
 と唐突に絶叫(キター!)

 いきなり大学教育全否定\(^o^)/

「フィギュアスケートなんて二十歳前のやつが世界一。ほんとうに才能があるヤツは、いまこんなところで教室に座って人の話を聞いてなんかいない」

 いきなり聴衆を愚民扱い\(^o^)/

「ギャラをもらってオリジナルを作る練習ができるのは、当時はロボットアニメだけだった」という話は、なるほどと思いましたね。

よく知られた話ですが、ロボットアニメはスポンサーであるオモチャ屋の言いなりな部分が多々あるわけです。そして、富野さんは「含羞の人」なんですよね。たとえオモチャ屋が関与してきても、アニメ製作者として自分の名前が出る以上、恥ずかしくないものにしたいという気持ちが、結果的にスポンサーと闘いつつ空前の作品を生む原動力になったという流れは、すんなりと飲み込めました。

富野さんが「含羞(はにかむ、恥じらうの意味)の人」だというのは、わざと聴衆をアジるように突然絶叫して、学生たちがちょっと引き気味に静まり返ったあと、普通の口調に戻る瞬間かすかに現れるおもはゆい表情から、ふと僕の頭に浮かんだ言葉です。

富野語録は他でも目にすることができるけど、こういう、その人だけが持つ「間」みたいなものは、やっぱりナマじゃないとわかりません。いやー、来てよかった!

それにしてもコミュニケーション能力ってこういうところにあらわれるんですね。短気ですぐ怒鳴り散らす危ない人と富野さんの決定的な違いは、素早い気持ちの切り替えと、その際、人に対して心のドアをちょっとだけあける「間」と見ました。

これですかね?
数々の危機に潰されず
支持されてきた富野カントクの秘密は!? 

……まあ、含羞の人というわりには、90分の講義のあいだ、10回くらい「おまんこ」って叫んでましたけど、そこも偽悪家ぶってるみたいで可愛らしいじゃないですか! むしろ含羞のトッピングみたいなものだと思えば新しい世界はすぐそこですよ
(´∀`) '`,、

「45歳までは君たちも挽回できる。
 人間の基本は9歳までの、
 当時は解決方法が見えなかった欲求で、
 それからは逃れられない。
 それが何だったか思いだせ!」

(ちなみに富野さんは「宇宙旅行」と、
 そのころ目にしてしまった
 「女の人がいじめられてるようなエロ本」だそうで…)

という終盤の富野さんの言葉を反芻しながら帰りの電車に揺られ、9歳の頃の叶わなかった欲求をつらつら思い返して「ああ、ホントそうだわ、オレ、書いてる小説そんなんばっかりだ」と納得しつつ、所沢で乗り換えずに新宿まで買い物に出たので、そこから家路につく電車内で読もうと、紀伊国屋フォレストでマンガを物色しました。前々から「面白い」という声を耳にしていたのもあったけど、日本橋ヨヲコ『G戦場ヘヴンズドア』の帯に

「こいつらの情熱には背筋が凍り付く!
 漫画界が怖くて
 なんか逃げ出したくなってくるぜ」

なんていう煽り文がついていて
しかもその言葉を寄せたのが島本和彦だった日には、
手に取らずにはいられないでしょう。

昼間の富野さんの熱さが残る手に
この本はものすごくしっくりくるような気がしたのです。
山手線→西武線の車内で読んでいくと、
それは確信に変わりました。
シンクロニシティってのはあるもんだね。
あまりにも出来過ぎてるけど、でもホントなんだよなぁ

 人気マンガ家の父親に反発して小説家を目指す町蔵は、
 逆にマンガだけを心のよりどころにしている鉄男と
 原作+マンガ描きの「戦友」として結びつく。

 いよいよ作品を応募する時になって、町蔵は  
 忌み嫌う父の世界の編集者である、鉄男の父と出会う。
 彼から町蔵はこんな言葉を浴びる。

「こう育ったか。かわいそうになぁ。
 気づいちゃったんだよなぁ、
 誰も生き急げなんて言ってくれないことに」

「見ろよこの青い空 白い雲。
 そして楽しい学園生活。
 どれもこれも君の野望を
 ゆっくりと爽やかに打ち砕いてくれることだろう。」

「君にこれから必要なのは絶望と焦燥感。
 何も知らずに生きていけたらこんなに楽なことはないのに、
 それでも来るか?
 君はこっちに。」


    日本橋ヨヲコ『G戦場ヘヴンズドア〈1〉』より


確かにウチ(日芸)も、
アートっぽい雰囲気の中で
充実したキャンパスライフをおくりながら
ナチュラルにじわじわと現実を教えられ、結果的に
芸術家への夢をあきらめさせられる場所だったなぁ…

……と述懐する卒業生が、
  きっと数えきれないほどいっぱいいるはずです。

  で、そのことを当人たちが悔いてるわけではない。
    

首根っこをつかむ勢いの富野さんは、
その対極にありましたね。

終盤では「45歳まで挽回のチャンスはある」といいながら
序盤を思い返せば
「もうおまえらは出遅れてる」
「才能があったら今こんなところで時間をつぶしてない」
つまるところ、生き急げ!とアジりまくり。

まさしく
逆襲のシャアのように
いますぐ愚民どもすべてに英知を授ける勢い
でしたよ。

熱かった。

関連エントリ→「逆襲のシャア」

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2006年11月 4日 (土)

芸祭最終日は捨て身の作戦

日芸の芸祭も残すところ明日のみ。

文芸棟に足を運んでいただいた方は、
授業で各ゼミが制作する「ゼミ雑誌」(無料配布)を
ご覧になられたことと思いますが、

「ニチゲイのブンゲイなのに、
 物書き系サークルって無いの?
 出展してるのが見当たらないんだけど?」

と疑問を持たれた方も数多いと思います。

じつは、文芸学科の文芸創作系8つのサークルは、
文芸棟ではなく、教室棟2階の202教室にて
一堂に会して出展しております。

こちらは正規授業での制作となるゼミ雑誌とは違って
授業ではとても見せられないような、
日芸生の本領ともいうべき、
エッジのきいた自主制作本がひそかに売られているもようです(謎)

しかし、文芸=文芸棟という先入観+場所が人の自然な流れの動線から外れていることが災いし、二日目の今日は客の入りがイマイチです。
客のほとんどは見覚えのあるなつかしの卒業生じゃないかー(ノД`)

 

僕が片足つっこんでる「公沁舎」も、初日は男子までメイド服wで売り子を務める気概がありましたが(それはそれでなにか間違ってるような気が…)二日目の今日は普通の男子に戻ってやさぐれながらチョコバナナ食ってる状態。

 マニア受けはするが一般客は近寄りがたい気もす…

20061103_koshinsya

いかん。
捨て身の客寄せ戦力として、明日は公沁舎ブースに、
僕が両足つっこんでる小説同人誌『もらっぷ』の最終号も委託で出します。
(いいよねH川くん? 売上げの五割入れるのでどう?
 ていうかもうポップ作っちまったww↓)

2006mpop

2002年、僕が講師昇格審査作品として提出し非難轟々、
あやうく職を失いかけたうえに昇格時期を2年間逸したという
いわくつきの問題作失敗作『フォーリン・シルフの夜』が読めるのは
もらっぷ9号だけ!(\(^o^)/ほんとに捨て身だw)

さらに、僕の学生時代からの友人(3年間同じゼミだった)
木村友祐が、2003年 第16回小説すばる新人賞の
最終候補3作に食い込ませた『果林は裏にいます』
(小説すばる新人賞応募時タイトル『プラチナガーデン』須郷哲) 

上記2作品が収録された小説同人誌
「もらっぷ」最終9号、最後の残部17冊、
芸祭最終日限定で放出したいと思います。
どうぞよろしく。

というわけで、文芸萌えな方は教室棟202もお忘れなく。

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2006年11月 2日 (木)

日芸の芸祭、明日開幕

明日から三日間、我が日大芸術学部の学園祭

「芸祭」が開催されます。


公式案内サイトは下のバナーをクリック

Geisai

今年は江古田校舎の建て替え工事のあおりで所沢校舎開催なのですが、今日も江古田でギリギリまで準備を進める学生につきあって、夜10時近くまでスタッフT 氏と文芸学科のコンピュータ室に詰めてました。やっぱりこういう切羽詰まった感がないとお祭りの実感がわかないので、嫌々ではなく微妙に乗り気だったりします(汗)

明日11/3の第1日目、午後1時から4時のあいだ、僕は教員として高校生向けの進学相談会で面談係を務めておりますので、芸術学部に興味のある受験生の皆様、突発OFF会とでも思ってどうぞお気軽に図書館2階の文芸学科コーナーへおいで下さい。(って、いいのかそれで?)

さて、僕が今回の芸祭でちょっとばかり深く足をつっこんでる場所がもうひとつあって、文芸学科学生が立ち上げた文芸サークル「公沁舎」(こうしんしゃ)のデビュー本2冊同時刊行の両方にゲスト執筆者として原稿を寄せています。

Koshinsha_p

思えばこの春、学生との飲み会で、代表H川君の
「『大真面目エロ』と『革新的マンガ論』の2冊同時刊行でスタートを切りたいので先生も官能小説書いてください!」という無茶な願いを酒の勢いで承諾したあげく、酔っぱらっていたのか『革新的マンガ論』を『エロ漫画論』と聞き違えて、思いっきりエロ漫画論を寄稿しちゃってます。もちろん官能小説も。

先生として……いいのかオレ?

というわけで、この本は
絶対に読んではいけません!


…まぁ、絶対見るなよ、といって 
 好奇心を煽るのは商売の基本

 (それなんて雪国まいたけ?)

それにしても、
あの常盤響さんに表紙写真を撮り下ろしてもらえるとは
H川君激しくグッジョブです!
阿部和重の『インディビジュアル・プロジェクション』
を常盤氏の写真でジャケ買いした記憶が、
ビシビシよみがえるくらい嬉しいっすよ。

公沁舎Webはこちら→■http://www.koshinsha.net/■

第5回文学フリマにも参加します。スペースはB-51です。

Geisai06_t_2

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2006年11月 1日 (水)

いつになったら東京編が始まるのか(汗

「東京へ」のエントリでフェリーに乗船してはや二ヶ月。
ブログ主はいつになったら東京に着くんだとヤキモキしていた方がいたらゴメンナサイ(いないと思うけど)。20時間ほどの船旅の末、翌日にはしっかり帰ってきております。

2006.8.29 さんふらわあ・みと(苫小牧→大洗)船上にて

 20時間の船旅というのはけっこうヒマを持て余すもので、そのくらいで読み切れる厚めの文庫本にお供してもらっています。今回は冲方丁『マルドゥック・スクランブル』全三巻。これだけあれば行きだけじゃなく帰りまでつきあえるはずです。

狙い通り、帰りの船内で、物語後半のほとんどを費やす怒濤のカジノシーンを一気に読み切れました。『カウボーイビバップ』第3話のデータが埋め込まれた賭けチップと設定がかぶるけど、あそこまでやれば、パクリと文句はいわれないでしょう。

さて、この『マルドゥック・スクランブル』において、いちばん魅力的な存在といえば、ウフコック(煮え切らない)という名の、人語をしゃべるネズミ型万能兵器と決めつけても異論は少ないと思われます。普段は金色の毛並みのネズミなのですが、使い手の要求によって銃器やシールドにターン(変身)するウフコック。名は体を表すという言葉通りに、ウフコックが使い手の少女にみせる態度の煮え切らなさは、多くの読み手を悶えさせたことでしょう。

僕も悶えた(笑)  ネズミ萌え。

Ufcook
 ▲今は亡き我が家のウフコック様。ツメがラブリィな彼の本名はマンセル。

実際、数年前までスナネズミと一緒に暮らしていたのですが、どうして自分はネズミが好きなんだろう?と船に揺られながら改めて考えてみて

「もしかしたら幼い日に大好きだった『トムとジェリー』の影響じゃねぇ?」

と思い当たりました。——そういえば猫も好きです、犬より。

とすると、僕は現実の猫やネズミよりも先に、アニメの猫やネズミと出会って好きになったということですね。こう思った瞬間に——人間の連想記憶とはなかなか優れたもので——何年も聴いていなかった曲の一節が脳内で再生されたのです。

生まれて初めて見るものはいつでも テレビからで…

ああ、スパンクハッピーの『チョコレート・フォークソング』だ!
やばい、いますぐ、この瞬間に聴き返したい!
しかし……ここは自分の部屋じゃなく太平洋上の船のなか。

なんとかしてよドラえも〜ん!

……と。いや、ドラえもんを呼ぶまでもなく、あるじゃないか、
いくら詰めこんでも大きさも重さも変わらない音楽の四次元ポケットが!

(ジャーン) あ い ぽ っ ど〜

リュックの中の60G iPodの存在を思いだして、
僕はすぐさま取り出しクリックホイールを回したのでした。

20060829_mardock_1

「自分の持ってるCD全てを軽々とポケットに入れて、いつでもどこでも」
そんなiPodのコンセプトを、
これでもかというくらい鮮やかに実感させられました。

次は「自分の本棚をポケットに入れて、いつでもどこでも」という未来を! 
僕が生きているうちに……と狂おしいまでに激しく希望!

Googleあたりが「図書館をサーチして端末に呼び出す」という形で実現しそうだけど、船の上って携帯電波も圏外なんですよね(汗)

今回は「容れ物」という伝統的思想を進化させたiPodならではの活躍でした。
そういう読書端末が欲しいと海の中心でワガママを叫んでみます。

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