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2007年8月10日 (金)

よく飛ぶ紙飛行機40周年(子供の科学9月号)

Koka0709_3  「子供の科学」という雑誌をご存知でしょうか?

いまでは「学研の科学」のほうがメジャーなのかもしれませんが、「子供の科学」は、大正13年に創刊された小中学生向けの総合科学雑誌です。創刊者原田三夫の「研究室で展開している"時代の最先端"を、これからの次代を担う子供たちに紹介したい」という編集方針を80年以上も経た現在も受け継ぎ、多くの読者に"科学の入口"を提供しています。

最先端の科学と楽しい工作を紹介して80年。
技術立国・日本を支える大人の多くが、幼き日に一度はページをめくったことがある雑誌なんじゃないでしょうか?

その歴史の半分、40年間にわたって連載されてきた巻末の切り抜き付録「よく飛ぶ紙飛行機」を設計してこられたのが、僕がひそかに紙飛行機の神とあがめる二宮康明先生です。

二宮先生の紙飛行機との出会いは、小学一年生の頃(1976年)親が転勤する同僚からもらってきた本のなかに、たまたま「よく飛ぶ紙飛行機集1」があってのことでした。ふつう汚したり折ったりしちゃダメな「本」を「切り抜く」という形にも魅かれるものがあって、すぐに作って飛ばしたものです。(北海道に住んでいたので、飛ばす原っぱにも恵まれました)

この本が幼時の僕に与えてくれた知識は、飛行機のことにとどまりません。文中の「紙飛行機を作る糊は、セメダインCがよい」という製作の手引きにより、ヤマト糊しか知らなかった僕に、貼っても紙がボコボコにならない文明の利器・セメダインCがもたらされたのです。

セメダインCの威力に感動した僕は、なんでもセメダインで工作するという、なんとかの一つ覚え状態に陥っていました。

ちょうどそのころ領空侵犯したソ連のミグ25が函館に強行着陸した亡命事件に(というかミグ25に)心惹かれ、親にねだって買ってもらったプラモデルさえ、僕はセメダインCで組み立てました。しかし翌日ミグに触れるとぽろぽろと崩壊(笑) 初めてセメダインCは万能ではなく、世の中には素材ごとに違う種類の接着剤があると気付くことになります。

まあこんなぐあいで、僕にとって二宮先生は、意義ある失敗へ優しく導いてくれた(笑)恩人でもあるわけです。

……長い前置きになりましたが、
「子供の科学」誌上の「よく飛ぶ紙飛行機」連載40周年記念記事の取材と執筆について、この僕をご指名いただけるという光栄を浴することになりました。

編集部の「だま」さん、ありがとうございます。
自分にとってはなんという恩返しのチャンス。
文章を書く仕事をしていて良かったと思える瞬間です。

取材は7月17日、東京都内某所の広大な原っぱで実際に紙飛行機を飛ばしながら行い、その記事が載った「子供の科学」2007年9月号が、今日、編集部から帰省中の北海道に届きました。

かつてその存在に出会った北の空の下で、自分が執筆した「よく飛ぶ紙飛行機」のメモリアル記事が載った「子供の科学」を手にできるなんて、どんだけラッキーなんだって!

Koka070940

「子供の科学」2007年9月号は、8月10日から書店にも並んでいますので、見かけたら、ぜひお手に取ってごらんください。

取材時のエピソードなど、機会があったらまたこのブログに書きたいと思います。

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