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2008年1月28日 (月)

公序良俗に反するミク曲を高橋名人がプレイ!

クリプトン、「公序良俗に反する」ミク作品をニコ動から削除。判断基準も公開

というニュースが表沙汰になった今日ですが……

まさしくその削除ラインギリギリでアウト(笑)な選球眼をお持ちだったデッドボールPさんのオリジナル初音ミク曲を、僕の高校時代からの友人がベースで弾いて、ニコ動の「演奏してみた」カテゴリに参戦していました(ぉ

今も故郷北海道在住の彼ですが、念願のサッカーJ1復帰を果たしたコンサドーレ札幌の「白い恋人」スポンサー付きのユニフォームを着て登場するところがもう「わかって」るなぁ、と(笑 

僕も釣られてやろうと、曲のまったりパートのところに「提供 : 試される大地・北海道」とコメントを入れておいたら、しばらくして北海道ローカルの提供が大量に追随してて吹いた! こういう空気読みのスキルがニコ厨の恐ろしいところですよね……

その後、なんか、テクニック、手数、容姿すべてにおいて

「高橋名人」認定されてますけど、

楽器弾いてるんだから、せめて

イースタンユースの吉野さん似あたりで!

しかし、やはりニコ動的には「高橋名人」認定はオイシイ……(汗)

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2008年1月25日 (金)

2008初乗り、とアリス

2008yuki_2

愛車のバイクカバーに雪が積もっていたのは、ほんの2日前の1/23水曜日のことですが、もうどこにも雪の姿はありません。今日は午後から所沢校舎で期末試験の監督の仕事があるので、久々にバイクを動かしてみました。2008年初始動。ほとんど一ヶ月ぶりだというのに、バッテリが力強くセルを回してくれてあっけなく始動。今乗っているのはトライアンフのボンネビルT100なんですが、シンプルなメカは信頼性があっていいですね。こいつの前に乗っていたBMW F650GSはハイテク電子制御の塊みたいなバイクで、乗っていない時も盗難防止装置などで微弱電流を消費しているせいか、とくにバッテリーが弱まる冬場は二週間乗っていないだけでバッテリーがあがってセルが回らなくなったりしてました。

シンプルイズベスト。レスイズモア。最後に生き残るのは高性能マシンではなくて、信頼性と使い勝手に秀でたマシンなのかもしれません。遠い未来、ガソリンで動く世界最後のバイクは「カブ」になるんじゃないでしょうか。

鉄道好きな人にはよく知られたエピソードですが、日本国有鉄道で最後まで働いていた蒸気機関車は、キューロクの愛称で呼ばれる大正生まれの9600形でした。一般にもなじみのあるC62とかD51とか、昭和生まれの新型機はたくさんあるんですが、そんな後輩をさしおいて、最後まで地味な働きで生き残ったのが、「カブ」のようにシンプルで用途を選ばないキューロクだったのです。

話をバイクに戻しましょう(汗)  この季節、スキーヤーなみの防寒装備で乗るわけですが、冷たい風を切る感覚が心地よいのです。汗だくになって乗る夏場よりずっといいかもしれません。ただ、東京といえど地熱の届かない橋の上とかは路面が凍結してることがありますから、朝夜は怖くて乗れません。仕事してると昼間に乗る機会があまりないので、またしばらくバイクは冬眠状態かも。

Alice20071

僕が担当する1年生ゼミが制作したゼミ雑誌「ありす」が所沢校舎に届いていたので受け取ってきました。写真のように2冊裏表にして並べるとカバー絵がつながる仕様。このカバーをはずすと薄紫色の新書スタイルになってたりします。

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2008年1月24日 (木)

1/24はMacの誕生日…で、ハンマーの代わりにネギを投げてみたり

1月24日は、今ではすっかりMacとしか呼ばれなくなった、
マッキントッシュ・コンピュータの誕生日です。
それは1984年のことでした。

誕生日の二日前、1984年1月22日、
スーパーボウル(全米フットボールの王座決定戦)
の第三クオーターの途中に、こんな奇妙なCMが入り——

全米が泣いた……なんてことはなく、たぶん、戸惑ったことでしょう。

 

独裁者ビッグブラザーの演説が朗々と響き渡るホールに
個性を奪われた民衆が集い、
じっとスクリーンを見つめています。

 諸君! 君たち一人一人が
 偉大な肉体であるこの国の細胞の一つ一つにあたるのだ。
 そして今日、この偉大なる肉体は、
 その中に巣喰う寄生虫を退治した。
 我らは事実が無節操にばらまかれることに
 見事終止符を打った。

 あらゆる細胞たちよ、喜びたまえ。
 この日を栄えある「情報浄化指令」の
 記念日として祝おうではないか!

 我々は歴史上初めて
 「純粋なイデオロギーの庭園」を創造したのだ。

 ここでは、一人一人の労働者が
 矛盾と混乱に満ちた真実という害虫に襲われることなく
 美しい花を咲かせるであろう。
 思想の統一という武器は、地上のどんな軍隊よりも強力だ。
 我々は一つの人間なのだ。
 唯一の意志、唯一の決意、唯一の主張をもつ存在だ。

 我々の敵は自らの議論によって滅びるであろう。

 我々は、奴らを、奴ら自身の混乱とともに葬り去る。
 勝利するのは我々だ。


しかし警備の制止を振り切って一人の女性が駆け込み、
ハンマー遠投でビッグブラザーの演説スクリーンを粉砕します。

19840124

1月24日にアップルはマッキントッシュを発売します。
そして、
1984年が『1984年』のようにはならない理由をお見せします。

ダークな管理社会を描いたジョージ・オーウェルの小説『1984年』をモチーフに、「ブレードランナー」のリドリー・スコット監督の手によって撮られたこのCMは、真のパーソナルコンピュータ誕生の強烈な産声となりました。

情報管理による人間の統制に使われることはない、
個人の自由な発想を形にするための道具としてのコンピュータ。

それがMacなのだと。

当時は、IBM(その名もインターナショナル・ビジネス・マシーンの頭文字!)に代表される事務機こそがコンピュータで、アーティストの道具だと考える一般人は皆無だったのです。だから、この独裁者ビッグブラザーはIBMの暗喩なのですが、2008年の今なら、なんでしょうね?

こんな感じかな?

Miku1984

こんな絵を描くとまた
「先生なにやってるんですか!?」って言われそうですが
すいません、あんまり自重してないです(汗)

むしろこのネタで「初音ミク版1984」を誰か作ってくれないかな、
と思うくらいですよ。

この絵の背景については
【ここ】とか見ると解りやすいかな。

ちなみに、初音ミクの声の素を担当した
藤田咲さんも1984年生まれなんですよね。
ちょっとした偶然。

- - - - - - - - - -

そうそう、体験版の期限14日間が過ぎてしまったので
うっかり買ってしまいましたよ、
正規版の初音ミクを……

この歌↓みたいな事態になるのは目に見えているのにね(汗)

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2008年1月23日 (水)

「放課後保健室」完結→名作棚直行

Hohoke10 雪が舞う東京の空の下、
ついに最終10巻が出た

水城せとな
放課後保健室


を買ってきました。

「セックス(身体的性別)とジェンダー(文化的・役割的性別)」を扱った漫画として、この「放課後保健室(略称・ホーホケ)」と、よしながふみ「大奥」が、いま現在書き続けられている漫画の双璧だったんですが、そのひとつがついに完結。

——その学校では、「卒業」するために、誰もがいつか、保健室での特別授業に誘われる。そこで眠りに落ちた生徒は、夢のフィールドで、自分自身が抱えた問題を映した姿になって、相手を傷つける血みどろの戦いに手を染めることになる。なぜなら「卒業」するための「鍵」は、倒した相手の体の中から出てくるものだからだ。主人公の真白は上半身男で下半身女の特異な身体をもちながら、ずっと男として生き、これからも男でありたいと思っていた。しかし、保健室の授業で与えられる姿は、女子の制服を着た自分自身だった——

こんな幕開けから「放課後保健室」は、
それぞれの弱みを抱えた生徒たちがからみあい、
それぞれの内面をかき乱しあいます。

この作品の良さは、
主人公の真白がすごくタチの悪い人間だということ抜きには
語れないような気がします。

普通の人には真白が優しげな人に見えるんですが、真白に好意を抱いていたり、力になりたいと考えている人に対して、真白がナチュラルに気遣いだと思って返す行為や言動が、ことごとく相手を傷つけたり振り回したりする最悪のチョイスになっているというところが、読んでいて心に刺さりまくるんですよ。

もちろん、さまざまな謎をちりばめた作品世界も大きな魅力なのですが、いまそれについて語ると、ものすごいネタバレになってしまうので控えます。

しかし、ちゃんと1巻の1ページ目の意味が最終巻で解るようになろうとは!
隠すことで謎にするのではなく、
すべては最初から示されていたんですね。
読者の自分が気づかなかっただけ……
まるで、現実に生きるなかで何度も遭遇する
「何でこんな簡単なことに気づかなかったんだろう」
という驚きに似た感慨があります。

最近「なんとなく思わせぶりな謎設定」を提示しておきながら、まったく回収しようともせず、中途半端な終わり方によってファンの解釈合戦を釣り上げ、ありもしない作品の深みを他人任せで捏造するタイプの作品が(エヴァンゲリオン以降?)増えてきたような気がしますが、「放課後保健室」は世界構造もストーリーの着地点も考え抜かれた上で最初の礎石を置いて、予定通り10巻で築き上げたスキのない建築みたいなすがすがしさがあります。

完結したので自信をもって言えます。
「少女漫画って面白い?」
と問われたら

「竹宮惠子の『風と木の詩』
 吉田秋生の『吉祥天女』
 水城せとなの『放課後保健室』

 の三つを読んで判断してくれ!
 もしこの三作がつまらなかったら、
 少女漫画とは縁がないと思って
 二度と本屋で少女漫画の棚は見なくていい。
 人生は有限なんだから」

と。

- - - - - - -

良い作品の良い場面には付箋をつけるクセがあるんですが、
上の写真の通り、ケーホケに付箋つけまくりですね、僕(汗)

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2008年1月13日 (日)

日曜の朝のテレビ的危機感

気がついたら、部屋で作業をしている時に机の90度横に置いてあるテレビをつけっぱなしにしていることが多い僕ですが、なんとなく、あんまり静かだと集中できない性分だからでしょうか。

視界にテレビが入ってないのにつけるのは
無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァッ!
ラジオでも聴いてろとか言われそうですが、
映像を抜いたテレビの
情報量のスカスカさ加減がちょうどいいのかもしれません。

それでも時々耳にさわる言葉があって、今朝は

「物づくりでも他の国においつかれつつあるのに
 ニッポンは危機感がなさすぎる」
 ——とサンデーモーニングで誰かが言ってました。

おいおい「ニッポン」でひとくくりにするなよ、と。
ニッポンが追いつかれている、っていうのも旧来の競争の物差しで、
もしかしたら次世代を担う人たちは、
そんな基準では戦っていないのかもしれない——
——なんていう可能性にも、
  テレビなんていうオールドメディアでしたり顔の
  感性が年老いたコメンテーターには思いつけないのだろうなぁ……

ほぼ週間単位で流行のメインストリームが入れ替わるニコニコ動画なんて
ボーカロイドのオリジナル名曲が誕生したり、
アニメのネタ回が発生するたびに、
どんな味付けでPVやMADをつくるかっていう水面下の戦いが始まるわけですよ。

名無しクリエイターたちは作品アップ前に
「ネタがかぶったらどうしよう」
「あの神動画師が参入してきたらどうしよう」
とまさに孤独な戦いを強いられてるわけです。

どうよ、この純粋に物づくり的な危機感。
テレビから失われつつないか?

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2008年1月10日 (木)

卒論卒制提出日です

提出日だっていうのに、
まだ書いてる悪い子はいね〜が〜

ハチクロの森田さんみたいに、
半ば故意に留年しようとしてる学生もいるんでしょうけど、

正直、ウチの学費は安くはないぞ!

そんなわけで提出日をにらんで、
昨日の文芸コンピュータ室は卒論印刷・製本の学生でにぎわってました。

そこで2年次に僕のゼミ生だったN藤君から(いやぁ、もう卒業なんだねぇ)こちらのエントリに書いた江古田文学の特集「名無しの才能」用の草稿をもらいました。卒論で忙しかっただろうに、「『またおまえかw』 という『名づけ』」に注目して展開したアイドルマスター論はなかなか面白かったです。ありがとう。完成稿を待っています。

文芸特殊講義IXの受講生みなさんのレポートも明日1/11提出なので、楽しみにしてます。

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2008年1月 8日 (火)

天才を表現する手法・ドラマ版ハチクロを観て

今晩から始まったドラマ版「ハチミツとクローバー」
ありていに言えば、美大を舞台にしたぐだぐだ恋愛劇なんですが、
原作漫画からアニメ化、実写映画化を経て、
ついにテレビドラマにまでなってしまいました。

も一回書きますが、10字以内で要約すると
「イタいぐたぐだ恋愛劇」です。
(公式キャッチコピーが確か「登場人物全員片想い」)

それがこれほどまでに支持されたのは、
それだけ演出が優れていたからからでしょう——原作の。

なので、見続けるかどうかはひとえに演出にかかってますね。
ハチクロにおける演出の最初のハードルは、
はぐちゃんの「天才性」をどういう形で描写するか
というところにあるはずです。

で、どうだったかというと——

はぐちゃんの絵を見た竹本くんの心の声で、彼女の凄さをナレーションしてました、ってオイ!……それならそうと、「絵自体は見せない」演出にしないと、よっぽど彼女が描いた「絵」に力がないと醒めちゃいますよね。

なのに最初に絵を映してから、見た人の説明で天才性を示すなんて
演出手法として下手を打ちすぎでは?

羽海野チカさんが描いた原作での「コマ間モノローグ」を
こんなガサツな解釈で演出するとは、逆にチャレンジャーだなぁ…
という感想しか出てきません。

あと基本的なところで
いちおう原作を頭から消して観ていたけど
そうするとまったく話が見えてこなかったのは、
今日の僕の体調が悪くて熱があるからだけではないような。

ドラマの最初で新入生にカレーふるまってて
「もやしもん」のほうが実写化されたのかと思っちゃいましたよ
ヽ(`Д´)ノ ウワァァン!!

公式サイト→フジテレビ「ハチミツとクローバー」

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2008年1月 7日 (月)

食欲不振にこの動画

東京に戻ってきて今日から出勤です。
フレッツ光の電話も直ってネット環境も復活。
でもこっちに復帰したとたんに風邪ひきました。
東京の建物の窓も二重窓にすればいいのに。
これじゃ家の中は北海道より寒いよ〜

そんなこんなで調子悪いので職場公式の新年会を辞退して帰宅。
コンビニにいったらお弁当コーナーにお粥があったので、渡りに船と買い物カゴへ。あ、七草粥の日か今日は……と、コンビニで知る伝統行事。

食欲がわかないときにも
この動画を見るとなんか食べたくなっちゃうんだよね
不思議。


けっこう長くニコニコ動画ランキング100位以内に入ってますが
やっぱりお腹をすかせている子がいるとほっとけないのが
人情というか本能なんでしょうか(笑

それにしてもこの優柔不断なネギ娘はいつまで
「○○食べたかったな〜 いやでも、そぉ〜でもないかな〜♪」
と、はらぺこのままでいるんでしょう?

ニコ動見れない方はこちらにもあるみたい→YouTubeでみる
でもやっぱり字幕職人がやって来てくれるニコ動が好き。

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2008年1月 5日 (土)

【実家で発掘】庵野カントクを「あんのう」と読み違える元凶

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実家の魔窟から発掘シリーズ
第二弾。



風の谷のナウシカ
ロマンアルバム

この本自体はナウシカ映画版のムック本で、さして珍しいものではありません。僕が中学生だった頃に買ったものです。

 が、

ここに、僕が
庵野秀明カントクの名字を「あんのう」と読み違える

というクセがなかなか抜けなかった元凶があったのです。

原画マンインタビューページをご覧ください。

Annou02

ルビに「あんのう」……

巨神兵の作画に震え、その担当者としてここで名前を知ったのが、僕にとって庵野秀明の名を意識するファーストインパクトになりました。

以来、ずっとアンノさんのことを
「あんのうひであき」だと思い込んでたわけですね。
刷り込みされたヒナみたいに。

教訓は——というと、まぁ、
「校正の仕事は大切だよね」ってことです……

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というわけで、前のエントリにも書きましたが
そろそろ北海道の実家を出る準備のために回線切ります。
東京の自宅のネットがひかり電話もろとも死んでるので、
しばらく消失します。というわけで、

「青木ケイシの消失」のあいだ、ニコ動で
「初音ミクの消失」を眺めているのもいいかもしれません。

あえてこのバージョンを紹介して消えますよ、と。

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2008年1月 4日 (金)

【業務連絡】文芸特殊講義IXの課題 と 江古田文学の原稿募集について

そろそろ正月気分ともサヨナラしなくちゃいけませんね。
明日の夜には、僕も東京に戻って新年の仕事に備えます。

そういえば東京の自宅のフレッツ光の具合がおかしくてネットが使えないのでした。ニコ厨にはツラい……じゃなくて(汗) 今のうちに業務連絡を……

というわけで、一週間後が提出期限の僕の授業の課題を掲載しておきます。
元日のこのブログでも書いた、ニコ動を巡る特別講座と連動した課題で、以下、その際に配ったチラシの文面を全文転載します。課題は後半にあります。

■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■  

文芸特殊講義IX  特別講座
2007年12月7日(金)13時〜

「ニコニコ動画に集うクリエイティブ」
特別講師
中澤友作株式会社ドワンゴ 広告宣伝部

◆◆◆この特別講座に寄せて◆◆◆ 
   青木敬士・文芸特殊講義IX 担当講師

「無題」という作品はどんな美術展でも目にはいりますが、
名無し作家の作品にはめったに出会えません。

それは「あの人の作るものならば間違いない」というクオリティを保証するもの=ブランドにまで作家名が高まらなければ、なかなか美術館収蔵という権威の壁を越えられないからです。

そのような権威とは無縁な場所で、いま、最もホットに作品発表と批評が行われているのが、ネット上の「ニコニコ動画」です。

アップされた動画の画面上にリアルタイムに感想が書き込まれていくシステムは、作品のアイデアやクオリティ次第で、一夜にして数万人の視線を集めることも可能なステージなのです。

不思議なことに、そこで発表する人々は自分の名前を前面に出そうとはしません。

お金がもらえるわけでもない場所で惜しみなくハイクオリティな作品をアップする名無したちに向かって、ネット住民は畏敬の意をこめて「才能の無駄遣い」という賛辞を贈ります。かつてネットを捉えるキーワードだった「匿名」という存在からニコ動の「名無し」への進化を、いま僕らは目にしているといえるかもしれません。

◆◆◆文芸特殊講義IXの後期課題について◆◆◆

今回の特別講座とも関連しますが、
文芸特殊講義IXの後期課題は
「名無しの才能」をテーマとします。

2008年2月末発行予定の「江古田文学」67号特集「名無しの才能(仮題)」と連動した課題で、優れた論文、レヴューや紹介記事を提出していただいた方については、「江古田文学」の特集に採用させていただくこともあります。

書店売りもある市販文芸誌に文章が載る機会でもあるので、他者を惹きつける・他者に読んでもらう文章を意識してテーマに挑戦して下さい。(特殊講義IX受講者以外の方の寄稿も歓迎します)

形式は自由ですが、以下に考えられるいくつかのパターンを例示——

・ニコニコ動画をはじめとするネット関連のクリエイティブはもちろん、印刷媒体の同人誌(二次創作含む)や、同人ゲームなど、「すでに確立しているメジャーブランド」によらない創作者・創作物について、レヴューや批評を紹介記事的な形で書く。動画をYouTubeやニコニコ動画にあっぷしてみた、といった体験レポート的なものでもOK。

・対価をもらわずにハイクオリティな作品をアップする素人が大挙してくる時代にプロはどう生き残るべきか、といった考察論文などもOK。

・プロの作品も、二次創作やパロディとして消費されることを前提としたつくりにシフトしているのではないか(踊りをまねられることを期待したアニメのオープニングなど)などの切り口から、メジャー作品と「名無し」の関係について考察することもテーマに含めます。

●提出期限は2008年1月11日(金) 授業時
メールでの提出もOKです。
aoki-kc@nifty.com(青木敬士)まで。

■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 

以上です。

上記文中にもありますが、江古田文学の特集「名無しの才能」については、一般の方の原稿も歓迎いたします。(江古田文学は寄稿によって成り立っている雑誌ですので、原稿料はお出しできませんが、執筆者に掲載誌は進呈いたします)

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【実家で発掘】銀河鉄道大時刻表

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実家というのは概して魔窟なわけですが、本棚をあさっていてこんなもの発掘してしまいました。

銀河鉄道

時刻表

近年、行き着くところまで行ってしまって「戻ってこれなくてもいいからオレを宇宙に行かせてくれ」と心の叫びを漏らすほど迷走気味の松本零士御大と比べるのも気が引けるほど、表紙の御大は柔和で健康そうですね。ホント誰でもいいから御大を機械の体をタダでくれる星まで打ち上げてやってください!

いつ出た本なんだろうとあちこち見てるんですが、どこにもリアルでの発行年月日がありません。あくまでも2966年版なんだと主張してるんでしょうか?

表紙に「映画が999倍楽しめる」とあるので、劇場版999が公開された年に出たのでしょう。とすると1979年あたりのものかと。——30年近くたつとは驚き。そりゃ御大も自分も歳とるってもんです。ちなみに自分は当時9歳。

中をめくってみます。
あれ? あの駅がない。

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銀河鉄道の停車駅って、

地球の次は大泉学園じゃなかった?

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2008年現在、西武池袋線で急行すら停まらない駅ですが、松本御大の家の最寄り駅として、銀河鉄道ではメガロポリス地球駅の次の停車駅は大泉学園になるはずなんですが……

ちょっと銀河鉄道ローカル線の時刻表も見てみますね。

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Σ(゚д゚|||)ガーン  ローカル線なのに
大銀河本線より小さい駅通過してるよ。

なんというカオスなダイヤ。

ちょっと路線図確認してくる……

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( ゚д゚ ) 終着駅が……

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機械の体をタダでくれる星=惑星メーテルって

オチゆーな!!

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この時刻表、絶対に銀河鉄道株式会社から発禁回収の憂き目にあうと思います。

発禁回収したいといえばもうひとつ、
実家に自分が9歳の時の「コスプレ写真w」が、
それもご丁寧に写真立てにいれて飾られていて……

星野鉄郎……オレ\(^o^)/28年前からハジマッテタ orz

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2008年1月 3日 (木)

【ねずみ年】みっくみくにスナネズミ…Macで初音ミクを使ってみる

CV01初音ミク じつはけっこう仕事が山積みなのに、いまいち緊張感が出ない実家でのお正月に、Amazonから届きましたよ、この魔力に満ちた一冊が!

ついに発刊、初音ミク公式解説本

 DTM MAGAZINE 増刊
『CV01 初音ミク』

初音ミクから生み出される神曲や、電子の声で甦る名曲たちを聴いているだけでは、正直物足りなくなってきました。

そこで、音楽的素養がまったくない自分ですが、実際に使いもしないでいろいろ語るのはミクに失礼!とばかりに、当たって砕けてみることにします。

まずは本の付録についてる体験版をインストールしてみましょう。

「あ…オレMac使いだった orz」

初音ミクはWin版しかないんですよね——終了〜となるのが去年までの僕ですが、今回のお供はインテルMacだもんね、とばかりにMacBookにBootCamp環境でWindows XPをインストールして、WindowsとMacをデュアルブートできるMacBookをセットアップします。

Macの画面にWindowsが立ち上がっているのは、どうも居心地が悪い感じですが、初音ミクにとってMac環境は居心地が悪いどころか即死亡の劣悪環境なので、じっと我慢の子で本の解説に従ってミクさんをお招きします。

Cv012

本の解説がわかりやすいので、思ったよりサクサクと進みます。
実際の音作りに挑戦してみましょう。

画面左サイドの鍵盤をクリックすると、ミクさんが「あー」という声でその音程を歌ってくれるので、音感がないうえに楽譜が読めない僕でも「自分の鼻歌と同じ音を鍵盤で拾う」という原始的な方法で、いきなりオリジナル曲がつくれます!

Cv013

鉛筆ツールで音を書いていく、というわかりやすいインターフェイス。音符の長さも、あとからマウスでつまんで伸び縮みさせればオーケー。最後にひらがなで歌詞を書きこんでいきます。

本に従って音符のつながりの不自然ところをちょこちょこと直していったら、ん?なんかワンフレーズできちゃいましたよ?

あとはこれをループさせればいいかな(なんといいかげんな)

初音ミク体験版では打ち込んだ楽曲データの保存はできず、歌われた声をwavで書き出すことだけが可能になっています。そこでとりあえずこのワンフレーズを書き出して、使い慣れているMac環境に持ち込んで編集することにしました。

Win→Macにファイルを移動する方法について書いておきます。

(BootCampでWindowsをMacにインストールする際にFAT32フォーマットでWindows用ボリュームを作っておいた場合に限りますが
次の階層をたどればWin環境でデスクトップに置いたままのファイルをMac環境側から取り出せます。

WINDOWSハードディスク > Documents and Settings > (自分のUserフォルダ)> デスクトップ

最後のデスクトップフォルダのエイリアスをMac側のデスクトップに作って「Winデスクトップ」とでも名前をつけておくと便利。

映像は、ねずみ年にちなんで昔飼っていたスナネズミの動画を抜擢することにします。

使うソフトはMacにはタダでついてくるiMovieです。

Cv014

上の画像、6分割領域の上段真ん中で編集するわけですが、初音ミクで書き出した歌声ワンフレーズを、ここで「かえるの歌」の輪唱みたいに適当に重ねます。
なんたるアバウト。

おや?
インストールから二時間かからずに出来ちゃいましたよ。
思い切ってニコニコ動画にアップしてみます。



ニコニコ動画のアカウントが無くて
上の動画が再生できない方はこちらでどうぞ
        ↓
【ねずみ年】みっくみくにスナネズミ(Nifty動画)

-------------------というのが元日の午後の話。
で、アップして二日たつんですが、こんな地味なペット動画+へなちょこなミクオリジナル曲の20秒動画にも、新たにタグづけしてくれたり、AAコメントつけてくれたりする方がいらっしゃって恐悦です(汗)

こんな曲しかつくれないと弱音ハク僕でも、
体験版の使用期限14日間が過ぎたら
正規版の初音ミクを買ってしまいそうでコワイ。

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ボーカロイドは体外受精の夢を見るか

Mikuroid_2最近やたらと話題に取り上げております「初音ミク」「鏡音リン・レン」ですが、「いまさら聞けない基本知識」的に説明すると、メロディーと歌詞を入力することで人の声を元にした歌声を合成することができるソフトです。

機械に人間みたいに歌わせられるってことで、つまり「楽器」のひとつなわけですが、それがキャラクターとして人格をもったことで、あたかも「歌手」であるかのような共同幻想をかもしだし、結果として年末の「初音ミク着うた配信JASRAC登録問題」に発展したのではないかと僕は考えます。

初音ミクを「楽器として使って曲を作る」ことにはなんの問題もないんですが、「キャラクターとしての初音ミク名義で」曲を配信しようと登録したことが問題になってくる、というややこしさですね。

ワープロソフトに例えれば、Wordで書いた小説にWordの開発者やマイクロソフトが権利を主張できないのはわかるんだけど、初音ミクだって「楽器」だから、ミクで制作した音楽についてクリプトンが権利主張するのもおかしいんじゃない?と問われても、なんとなくしっくりこないのはどうしてなんでしょうね。

そして開発元のクリプトンやニコニコユーザが、
ミクを「育てた」と表現するとしっくりくるのはどうしてなんでしょう? 

僕には配信問題の決着より、この、初音ミクをめぐって自分のなかに呼び覚まされる「ざわざわ落ち着かない感覚」のほうが興味深かったです。SF好きの血が騒ぐんですよ。

コンピュータが意識をもつ、というテーマはよくSFのネタにされますが、コンピュータの性能が上がって知識の集積度がある臨界に達したときに意識が生じる……なんていう古典的帰結より、初音ミクのように「楽器」が共同幻想として「人格」を発生させることで「意識が肉体の外にある生命」が誕生する……なんてアイデアのほうがはるかに魅力的です。

悪名高きコピーアットワンスが、自己同一性を機械に意識させるきっかけになって機械生命が誕生するとか ←一時この考え方、僕の中でマイブームだったんですけど(笑)、そういうSF的妄想をするのが好きなんです。

「認めたくないものだな。
 理屈で取り繕うほどに、みっくみくにされてる自分を……」

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2008年1月 2日 (水)

新年からツイてる話・鏡音リンはレンの女装姿ってことで

いま正月を北海道の実家で過ごしているところです。
ボーカロイド・初音ミクも実家は北海道ですね。
(初音さんの実家→クリプトン・フューチャー・メディア) 

鏡音リン・レンという姉弟?兄妹?が新たに加わったボーカロイドシリーズですが、リン・レンといえば、北海道に飛ぶために羽田空港へ向かう電車の中で、

「いま覚醒して気づきました!
 
鏡音リン・レンはレン(♂)が本体で
 リンは女装した同一人物
ですね!」

という携帯メールをゼミの学生からもらい、おお、その発想はなかったわ、両方とも「ツイてる」んですね(何がだ!)こりゃ縁起が(・∀・)イイ!……とすぐさま返信し終えて気づいたら、モノレールの乗換駅を乗り過ごしてました(汗)    まあ、品川まで行って京急に乗ればいいんでOK。……それにしても、僕が担当してる学生たちは、性別越境モノが大好きな先生の空気を読みすぎです。男女見境なく女装少年の魅力に覚醒させるのは人類の行く末的にまずいよね(←教育者的な意味で)

しかし、鏡音リンのアイテムが、黄色い重機的&ジョジョ的な意味で「ロードローラー」に決まりそうだとは、ホントにニコ動文化は先が読めなくて面白いですよRinね! ネギ娘の次は重機ロイド&ショタロイドかよ、

 
以下ニコ動の関連動画 WRYYYYYYYYYN!

 すべての元凶→→→→→→→sm1667273 
 重機以外もう考えられない→sm1925468  
 舗装最速伝説→→→→→→→sm1924663
 正月なのに盆の予定が決定→sm1908386

    画像はsm1925468より。まさしく暴化ロイド→

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2008年1月 1日 (火)

【元旦】ニコ動&ボーカロイドの年を振り返って

無事新年を迎えることができました。昨年度お世話になったり楽しませてくれたみなさま(人間以外も含む)にありがとう。

自分でこんなネタ絵描くなよ(汗)って感じの年賀画像をどうぞ(絵は芸祭本に提供したやつの使い回しだったり…汗)しょこたんがホントはアンドロイドだったら青木先生の負けw

2008nenga

2007年を振り返ってみると、まさにニコニコ動画(1歳)の拘束具を引きちぎったような成長と、そこに突如降臨した電脳の歌姫・初音ミク(0歳4ヶ月)の活躍に染めぬかれたような年でした——僕の個人的印象では。

Ncnc071207 12月7日には、ニコニコ動画の広報担当・中澤友作さん(個人的な知り合いでもあるんですが)を僕の授業枠に招いた特別講座を実現させることができました。90人教室で立ち見が出るくらい盛況で、ニコ動に対する学生の関心の高さがビシビシと伝わってきましたね。もともと日大芸術学部 文芸学科で僕が担当している文芸特殊講義IXは、普段からネットコミュニケーションやサブカルチャーをメインに据えているので、ニコ動の「中の人」がやって来る」となれば、満員御礼も当然といえば当然。

ニコニコ動画一年の歴史を象徴する動画を映写しながらの、楽しくも濃ゆい特別講座になりましたが、事前に中澤さんと打ち合わせていたなかで、僕の側から「できることならこれは入れたいんだけど」と持ちかけていたのは、
「ニコ動はたしかに面白いけど、その理由に、著作権のしばりを無視した元ネタの自由な引用と編集があることは否定できない。でも、アンダーグラウンドを気取って大人の事情を通さないでいたら、法律の力で、みんながいま遊んでいるこの世界ごと消滅させられてしまう。そうならないために、『中の人』たちは、たとえカッコ悪くみえても現実的な策を考えてるんだよ、ってところを学生に気づかせられないかなぁ?」ということでした。

この特別講座の前の週までに、同じ授業枠で、アメリカの911同時多発テロ(2001年)を先取りしたかのような押井守監督のアニメ映画『劇場版パトレイバー2 the Movie』(1993年作品)を見せて、

「911は犯罪として扱うことができたはずなのに、アメリカは戦争として扱ったためにその後の混迷を招いた。それに対し、パイレイバーの後藤さん筆頭とする警察官は、あくまで事件を「犯罪」として扱い、自分たちが依って立つルールの範囲内で最大限の戦いをした。そこに説得力つきのシブい格好良さがにじみ出てくるのが感じられない?」という趣旨の講義をしたのは、じつは偶然ではありません。(ちなみに911犯罪論については、大塚英志さんが『「戦時下」のおたく』で深く突っ込んでいるので、興味のある方は一読を)

ニコニコ動画という遊び場がいくらアナーキーでも、それを「存続させよう」と思うならば、自分とは違う理屈で動いている人たち(コンテンツ権利者やJASRACなど)をも納得させられるルールを考えて、最良の策を練る大人役がいないといかんでしょ?という流れを考えてのことです。(ちなみに僕は『グレンラガン』で一番好きなキャラがロシウなんだよね)

黙れJASRAC!表現の自由の敵!正義のドリルで天を突くぜ!と全面戦争するのはフリーダムなネットユーザ的にはカッコいいけど(ゴメン、僕もちょっとそう思うけど)んなアメリカンな……ってことですよ。

または、ノンポリなユーザたちは「ニコ動が消えてもまた別のが出来るからそっちに移住するさ」というかもしれないけど、いつまでも盗人扱いされ続けるのも気持ち悪いでしょ?ってことです。

その回答として「リスナーを音楽泥棒扱いするのは間違っている。適切な課金でちゃんとアーティストに還元されるシステムをつくれば、誰も罪人扱いせずにみんながハッピーになれる」と、アップルのジョブズはiPodとiTunesを世に問うたわけですが、僕は日本においてニコニコ動画にその種の改革をおこしてほしい。そんな期待をこめてこの特別講座を企画しました。

とくにボーカロイド・初音ミクによるオリジナル曲については、まったく著作権問題に抵触せずに名無しクリエイターたちの才能を目覚めさせたという点で、マクロス的な意味で「ミック・デカルチャー!(ぶ、文化だ)」と叫び出したくなるくらいに衝撃的な文化の芽生えだったわけです。なので、年末の初音ミク楽曲配信JASRAC登録問題は、ちょっと残念だったんですが、ニコニコ動画には名無しの才能の釣り堀(って言葉が悪いか)として「きちんとした形で」存続してもらいたいわけです。

だけど日芸の学生たちは正直というか……実際の特別講座の時、中澤さんがJAMプロジェクト(権利者からの「自由に改変していいよ」という許諾のもとで行われた二次創作としてのリミックス祭り)について話し始めたとき、学生たちの空気がちょっと引きぎみになったのには、僕も内心苦笑してました。「お仕着せ」が嫌いな気持ちはこちらも重々承知。(中澤さんも僕も日芸出身だしね)もし禁を破ってUPするなら自己責任の覚悟をもってやれ、っていうのが本音かな。

だから文化庁方面のダウンロード違法化論議は「逆の意味で」寝言は寝て言え!って感じです。覚悟の討ち入りアップロード&切腹もさせないつもりか? どんだけ過保護なんだこの国は?……って、ちょ、話が暴走脱線気味ですね、スミマセン。

こういうことを考えるときに、よく僕の頭に浮かぶ言葉があります。所ジョージが雑誌『ライトニング』(Vol.13・1995年5月号)の「全国不良オヤジ発掘」で受けていたインタビューなんですが、そこで、所さんは

『世』の外に出るのはスゴイ簡単なわけ。不良ってのは『世』の中でやってるからカッコいいのであって 、犯罪を犯したりとかは『世』の外なわけ。それを見て、世の中そういう奴はいるんだよ、まいった世の中だな、っていうけど、それは『世』の中じゃないの。外なんだからカンケーないの、そんな奴は。カンケーない奴ほどカッコ悪いことはないわけ。で、カンケーないって見られるのはスゴく簡単なことなの。そーじゃなくて『世』の中で評価されなくちゃ。そうするとスゴく難しいことなんだと思うよ

と「不良」について語っています。
ニコニコ動画には、
いつまでも不良でいてほしいですね。(←所さん的な意味で)

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  ※この特別講座で配ったプリントの内容を
   こちらに転載しました→■クリック■

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