じつはけっこう仕事が山積みなのに、いまいち緊張感が出ない実家でのお正月に、Amazonから届きましたよ、この魔力に満ちた一冊が!
ついに発刊、初音ミク公式解説本
DTM MAGAZINE 増刊
『CV01 初音ミク』
初音ミクから生み出される神曲や、電子の声で甦る名曲たちを聴いているだけでは、正直物足りなくなってきました。
そこで、音楽的素養がまったくない自分ですが、実際に使いもしないでいろいろ語るのはミクに失礼!とばかりに、当たって砕けてみることにします。
まずは本の付録についてる体験版をインストールしてみましょう。
「あ…オレMac使いだった orz」
初音ミクはWin版しかないんですよね——終了〜となるのが去年までの僕ですが、今回のお供はインテルMacだもんね、とばかりにMacBookにBootCamp環境でWindows XPをインストールして、WindowsとMacをデュアルブートできるMacBookをセットアップします。
Macの画面にWindowsが立ち上がっているのは、どうも居心地が悪い感じですが、初音ミクにとってMac環境は居心地が悪いどころか即死亡の劣悪環境なので、じっと我慢の子で本の解説に従ってミクさんをお招きします。
本の解説がわかりやすいので、思ったよりサクサクと進みます。
実際の音作りに挑戦してみましょう。
画面左サイドの鍵盤をクリックすると、ミクさんが「あー」という声でその音程を歌ってくれるので、音感がないうえに楽譜が読めない僕でも「自分の鼻歌と同じ音を鍵盤で拾う」という原始的な方法で、いきなりオリジナル曲がつくれます!
鉛筆ツールで音を書いていく、というわかりやすいインターフェイス。音符の長さも、あとからマウスでつまんで伸び縮みさせればオーケー。最後にひらがなで歌詞を書きこんでいきます。
本に従って音符のつながりの不自然ところをちょこちょこと直していったら、ん?なんかワンフレーズできちゃいましたよ?
あとはこれをループさせればいいかな(なんといいかげんな)
初音ミク体験版では打ち込んだ楽曲データの保存はできず、歌われた声をwavで書き出すことだけが可能になっています。そこでとりあえずこのワンフレーズを書き出して、使い慣れているMac環境に持ち込んで編集することにしました。
Win→Macにファイルを移動する方法について書いておきます。
(BootCampでWindowsをMacにインストールする際にFAT32フォーマットでWindows用ボリュームを作っておいた場合に限りますが)次の階層をたどればWin環境でデスクトップに置いたままのファイルをMac環境側から取り出せます。
WINDOWSハードディスク > Documents and Settings > (自分のUserフォルダ)> デスクトップ
最後のデスクトップフォルダのエイリアスをMac側のデスクトップに作って「Winデスクトップ」とでも名前をつけておくと便利。
映像は、ねずみ年にちなんで昔飼っていたスナネズミの動画を抜擢することにします。
使うソフトはMacにはタダでついてくるiMovieです。

上の画像、6分割領域の上段真ん中で編集するわけですが、初音ミクで書き出した歌声ワンフレーズを、ここで「かえるの歌」の輪唱みたいに適当に重ねます。
なんたるアバウト。
おや?
インストールから二時間かからずに出来ちゃいましたよ。
思い切ってニコニコ動画にアップしてみます。
ニコニコ動画のアカウントが無くて
上の動画が再生できない方はこちらでどうぞ
↓
【ねずみ年】みっくみくにスナネズミ(Nifty動画)
-------------------というのが元日の午後の話。
で、アップして二日たつんですが、こんな地味なペット動画+へなちょこなミクオリジナル曲の20秒動画にも、新たにタグづけしてくれたり、AAコメントつけてくれたりする方がいらっしゃって恐悦です(汗)
こんな曲しかつくれないと弱音ハク僕でも、
体験版の使用期限14日間が過ぎたら
正規版の初音ミクを買ってしまいそうでコワイ。