2011年3月25日 (金)

卒業おめでとう

日本は夜が明けて、我が日大芸術学部学位記授与式の朝が
始まった頃と思います。

卒業おめでとう!

卒業生の皆さんには、きっと、それぞれ、
ちょっとした心残りもあるかと思いますが、
「心残り」というのは、次につながる大事な感覚です。
大学生活での「心残り」を無かったことにはしないで、
明日からの日々を生きていってください!

日本はいま大変な試練にさらされていますが、
ピンチをチャンスに変えるのは、
ストーリーテーラーの腕の見せどころです。
卒業後、作家やクリエイターの職に就かない方も、
人生という物語のなかで「創作」の心を忘れずに
逆境をくぐりぬける助けにしてもらえたら、
この少々浮世離れした学科で
皆さんと学びの場を共にできた甲斐があったというものです!
こちらからも皆さんに、ありがとうを言わせてください。

Good Luck!


  時差で16時間遅れの2011年3月24日 ロサンゼルスより

                       青木敬士

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2009年4月15日 (水)

【業務連絡】文体論は別サイトでスタートします。

今年から担当することになった
文芸学科の講座「文体論」については、
下記のサイトで展開していきます。

   ↓

http://textalk.moe-nifty.com/buntai/


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2008年1月25日 (金)

2008初乗り、とアリス

2008yuki_2

愛車のバイクカバーに雪が積もっていたのは、ほんの2日前の1/23水曜日のことですが、もうどこにも雪の姿はありません。今日は午後から所沢校舎で期末試験の監督の仕事があるので、久々にバイクを動かしてみました。2008年初始動。ほとんど一ヶ月ぶりだというのに、バッテリが力強くセルを回してくれてあっけなく始動。今乗っているのはトライアンフのボンネビルT100なんですが、シンプルなメカは信頼性があっていいですね。こいつの前に乗っていたBMW F650GSはハイテク電子制御の塊みたいなバイクで、乗っていない時も盗難防止装置などで微弱電流を消費しているせいか、とくにバッテリーが弱まる冬場は二週間乗っていないだけでバッテリーがあがってセルが回らなくなったりしてました。

シンプルイズベスト。レスイズモア。最後に生き残るのは高性能マシンではなくて、信頼性と使い勝手に秀でたマシンなのかもしれません。遠い未来、ガソリンで動く世界最後のバイクは「カブ」になるんじゃないでしょうか。

鉄道好きな人にはよく知られたエピソードですが、日本国有鉄道で最後まで働いていた蒸気機関車は、キューロクの愛称で呼ばれる大正生まれの9600形でした。一般にもなじみのあるC62とかD51とか、昭和生まれの新型機はたくさんあるんですが、そんな後輩をさしおいて、最後まで地味な働きで生き残ったのが、「カブ」のようにシンプルで用途を選ばないキューロクだったのです。

話をバイクに戻しましょう(汗)  この季節、スキーヤーなみの防寒装備で乗るわけですが、冷たい風を切る感覚が心地よいのです。汗だくになって乗る夏場よりずっといいかもしれません。ただ、東京といえど地熱の届かない橋の上とかは路面が凍結してることがありますから、朝夜は怖くて乗れません。仕事してると昼間に乗る機会があまりないので、またしばらくバイクは冬眠状態かも。

Alice20071

僕が担当する1年生ゼミが制作したゼミ雑誌「ありす」が所沢校舎に届いていたので受け取ってきました。写真のように2冊裏表にして並べるとカバー絵がつながる仕様。このカバーをはずすと薄紫色の新書スタイルになってたりします。

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2008年1月10日 (木)

卒論卒制提出日です

提出日だっていうのに、
まだ書いてる悪い子はいね〜が〜

ハチクロの森田さんみたいに、
半ば故意に留年しようとしてる学生もいるんでしょうけど、

正直、ウチの学費は安くはないぞ!

そんなわけで提出日をにらんで、
昨日の文芸コンピュータ室は卒論印刷・製本の学生でにぎわってました。

そこで2年次に僕のゼミ生だったN藤君から(いやぁ、もう卒業なんだねぇ)こちらのエントリに書いた江古田文学の特集「名無しの才能」用の草稿をもらいました。卒論で忙しかっただろうに、「『またおまえかw』 という『名づけ』」に注目して展開したアイドルマスター論はなかなか面白かったです。ありがとう。完成稿を待っています。

文芸特殊講義IXの受講生みなさんのレポートも明日1/11提出なので、楽しみにしてます。

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2008年1月 4日 (金)

【業務連絡】文芸特殊講義IXの課題 と 江古田文学の原稿募集について

そろそろ正月気分ともサヨナラしなくちゃいけませんね。
明日の夜には、僕も東京に戻って新年の仕事に備えます。

そういえば東京の自宅のフレッツ光の具合がおかしくてネットが使えないのでした。ニコ厨にはツラい……じゃなくて(汗) 今のうちに業務連絡を……

というわけで、一週間後が提出期限の僕の授業の課題を掲載しておきます。
元日のこのブログでも書いた、ニコ動を巡る特別講座と連動した課題で、以下、その際に配ったチラシの文面を全文転載します。課題は後半にあります。

■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■  

文芸特殊講義IX  特別講座
2007年12月7日(金)13時〜

「ニコニコ動画に集うクリエイティブ」
特別講師
中澤友作株式会社ドワンゴ 広告宣伝部

◆◆◆この特別講座に寄せて◆◆◆ 
   青木敬士・文芸特殊講義IX 担当講師

「無題」という作品はどんな美術展でも目にはいりますが、
名無し作家の作品にはめったに出会えません。

それは「あの人の作るものならば間違いない」というクオリティを保証するもの=ブランドにまで作家名が高まらなければ、なかなか美術館収蔵という権威の壁を越えられないからです。

そのような権威とは無縁な場所で、いま、最もホットに作品発表と批評が行われているのが、ネット上の「ニコニコ動画」です。

アップされた動画の画面上にリアルタイムに感想が書き込まれていくシステムは、作品のアイデアやクオリティ次第で、一夜にして数万人の視線を集めることも可能なステージなのです。

不思議なことに、そこで発表する人々は自分の名前を前面に出そうとはしません。

お金がもらえるわけでもない場所で惜しみなくハイクオリティな作品をアップする名無したちに向かって、ネット住民は畏敬の意をこめて「才能の無駄遣い」という賛辞を贈ります。かつてネットを捉えるキーワードだった「匿名」という存在からニコ動の「名無し」への進化を、いま僕らは目にしているといえるかもしれません。

◆◆◆文芸特殊講義IXの後期課題について◆◆◆

今回の特別講座とも関連しますが、
文芸特殊講義IXの後期課題は
「名無しの才能」をテーマとします。

2008年2月末発行予定の「江古田文学」67号特集「名無しの才能(仮題)」と連動した課題で、優れた論文、レヴューや紹介記事を提出していただいた方については、「江古田文学」の特集に採用させていただくこともあります。

書店売りもある市販文芸誌に文章が載る機会でもあるので、他者を惹きつける・他者に読んでもらう文章を意識してテーマに挑戦して下さい。(特殊講義IX受講者以外の方の寄稿も歓迎します)

形式は自由ですが、以下に考えられるいくつかのパターンを例示——

・ニコニコ動画をはじめとするネット関連のクリエイティブはもちろん、印刷媒体の同人誌(二次創作含む)や、同人ゲームなど、「すでに確立しているメジャーブランド」によらない創作者・創作物について、レヴューや批評を紹介記事的な形で書く。動画をYouTubeやニコニコ動画にあっぷしてみた、といった体験レポート的なものでもOK。

・対価をもらわずにハイクオリティな作品をアップする素人が大挙してくる時代にプロはどう生き残るべきか、といった考察論文などもOK。

・プロの作品も、二次創作やパロディとして消費されることを前提としたつくりにシフトしているのではないか(踊りをまねられることを期待したアニメのオープニングなど)などの切り口から、メジャー作品と「名無し」の関係について考察することもテーマに含めます。

●提出期限は2008年1月11日(金) 授業時
メールでの提出もOKです。
aoki-kc@nifty.com(青木敬士)まで。

■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 

以上です。

上記文中にもありますが、江古田文学の特集「名無しの才能」については、一般の方の原稿も歓迎いたします。(江古田文学は寄稿によって成り立っている雑誌ですので、原稿料はお出しできませんが、執筆者に掲載誌は進呈いたします)

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2006年11月29日 (水)

秘技・Acrobatコタツ返し

コタツの設計ミスがあまりにも型破りなものだったので、
「これが間違いだとしたら、いくらなんでも途中で誰かが指摘しているだろう」と思って全員がスルーしてしまい、テーブルの上に熱源がついたコタツが生産ラインまで進んじゃって……
という話が『課長バカ一代』にありました。

Kacyobaka69


じつは僕の手元に、逆コタツ並みのミスを見逃した雑誌のデータがあって「これをひとつずつ手作業で変換か……」と途方に暮れていたのですが、なんとか

インデザインPDFアクロバットでポストスクリプト書き出し色変換PS生データディスティラーで、もう一度PDFに戻す

——という、アクロバットの名の通り曲芸的なゾンビ召還術をあみ出して光明が見えたので、このところ水曜日は所沢校舎に行ってスキルのある学生(彼も本当は江古田組なのだけど)と一緒に、コタツの天板をひっくりかえす作業にいそしんでいました。

ゴールが見えだしたところで彼がうわ言のように

「焼き肉食べたい」

とつぶやきはじめたので、完成後、一緒にいた彼のサークル後輩も含めて焼肉をふるまうことにしました。もちろん、課長バカ的コタツトップ焼肉なんかじゃなくて(笑)ちゃんと江古田の「牛角」を目指します。

今回のリカバリー功労者の彼はちょっとハチクロの真山っぽい雰囲気があるのですが(せっかくなので以下、真山と表記)、11/5、芸祭あとの飲み会で僕がいた公沁舎と彼のサークルが隣り合わせになり、酔っぱらった僕は仕切りのパーティションの上から顔を乗り出して、こういう趣旨の発言をしたらしいです。

「真山! 山田泣かせるなよ!」と。

その後、僕は真山に反撃され頭をひっつかまれる花本先生を演じたあげく、
近くに僕の四年ゼミ生I君もいるのを発見して
飲みの席で卒論指導を始めるという傍若無人ぶりだったそうで……

はっきり憶えてないぞ(汗)

今日、江古田の牛角で楽しく飲み食いした時の話によると、どうやら日芸版ハチクロの真山は本家ハチクロとは違う選択をしたみたいですが、それはあの場にいた人だけの秘密ということで。

なんのタイミングか焼肉の最中、花本先生の携帯にもむかーしワケありだった人からのメールが入ってたりしたのですが、これは伏線のまま放置され、終電をとっくになくした真山と藤田工房の店主は花本先生を巻き込んで江古田でI君が経営する土田工務店を襲撃するというオチです。もはや内輪ネタとハチクロネタが攪拌されて「何が何だかわからない」

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2006年11月16日 (木)

言い出しっぺの法則

「言い出しっぺの法則」というのがある。なにか問題を発見したり、なにかイイ思いつきをした人がいたら、「誰よりもまずオマエがやれよ」という決まり。なにかを言い出すということは、その人が問題に直面していることを意味していて、その問題についてもっとも情報をもっていることになる。だから、その問題をわかりやすくコミュニティに提示するためには、まず その人がやってみることが一番いい。

〈白田秀彰「インターネットの法と慣習」より〉

あ、そうか。そういうことか。
いやはや。

本日、芸術学部で急きょ立ち上げられた某小委員会の
プロジェクトリーダーに任命されちゃいました。
光栄なことではありますが、
これほど「成功したか、ショボーン(´・ω・`)か」が
外部の人にもハッキリと丸分かりなプロジェクトもありますまい。

正直えらいこっちゃ。

とここまで言ってあとはナイショ。
でも察しのいい人はこれだけのヒントでわかっちゃうな。

だいたい「アレやらせるなら青木だ!」なんて仕事はあんまりないですって
模型工作以外は不器用なんで(笑)

あ、コメント欄に「××でしょう?」と正解を書かれても
華麗にスルーしますのであしからず。

では。冷蔵庫にモルツの500ml缶があったので、
キューっと飲んで寝ます。
じつはさっき(23時半ごろ)帰ってきたばかりなんですが、
明日は留学生等の入試なので朝が早く、
8時間後にはまた大学にいるわけで ヽ(゚∀゚)ノ アッヒャッヒャ!

ちなみにサッポロ派の僕がサントリーのモルツなんて飲んでるのは
最近『もやしもん』を読み返した影響ですね(汗
きっとすぐ黒ラベルに戻ると思います。

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2006年11月 8日 (水)

富野由悠季カントク日芸来襲

『もてはやされる時代にどのように対処すべきか?』
—結果を見ても始まらない。未知なるものを求めるしかない—

という演題で富野由悠季監督の特別講義があるというので、自分の授業がないのをいいことに、江古田での仕事を午前中でキッチリ上げて所沢校舎に向かいました。

富野さんのキャラとか武勇伝はいろいろ耳にしているので

(きっと地球にコロニー落としそうな勢いで「演説」するんだろうなー
 ガンダムのカントクが来るっていうんで教室にもぐった
 物見遊山気分の学生はビビるだろうなー)

とワクワクしながら僕ももぐりました。すぐこの枠担当の先生に発見されて、青木先生はむしろスタッフ側でしょ、とプリント配りなど手伝うことになりましたが、そのくらいいくらでも買って出ますよ。トミノ節が好位置でまのあたりにできるなら(あはは)

トミノ節は冒頭から炸裂。
いきなり学生に「この一年で先生からなにか創作の確かな方法論を学べたか?」という趣旨の質問をし、200人教室を埋める学生たちから確かな声が一つも出ないのをみるや

「大人から教えられることなんてなんにもない」
 と唐突に絶叫(キター!)

 いきなり大学教育全否定\(^o^)/

「フィギュアスケートなんて二十歳前のやつが世界一。ほんとうに才能があるヤツは、いまこんなところで教室に座って人の話を聞いてなんかいない」

 いきなり聴衆を愚民扱い\(^o^)/

「ギャラをもらってオリジナルを作る練習ができるのは、当時はロボットアニメだけだった」という話は、なるほどと思いましたね。

よく知られた話ですが、ロボットアニメはスポンサーであるオモチャ屋の言いなりな部分が多々あるわけです。そして、富野さんは「含羞の人」なんですよね。たとえオモチャ屋が関与してきても、アニメ製作者として自分の名前が出る以上、恥ずかしくないものにしたいという気持ちが、結果的にスポンサーと闘いつつ空前の作品を生む原動力になったという流れは、すんなりと飲み込めました。

富野さんが「含羞(はにかむ、恥じらうの意味)の人」だというのは、わざと聴衆をアジるように突然絶叫して、学生たちがちょっと引き気味に静まり返ったあと、普通の口調に戻る瞬間かすかに現れるおもはゆい表情から、ふと僕の頭に浮かんだ言葉です。

富野語録は他でも目にすることができるけど、こういう、その人だけが持つ「間」みたいなものは、やっぱりナマじゃないとわかりません。いやー、来てよかった!

それにしてもコミュニケーション能力ってこういうところにあらわれるんですね。短気ですぐ怒鳴り散らす危ない人と富野さんの決定的な違いは、素早い気持ちの切り替えと、その際、人に対して心のドアをちょっとだけあける「間」と見ました。

これですかね?
数々の危機に潰されず
支持されてきた富野カントクの秘密は!? 

……まあ、含羞の人というわりには、90分の講義のあいだ、10回くらい「おまんこ」って叫んでましたけど、そこも偽悪家ぶってるみたいで可愛らしいじゃないですか! むしろ含羞のトッピングみたいなものだと思えば新しい世界はすぐそこですよ
(´∀`) '`,、

「45歳までは君たちも挽回できる。
 人間の基本は9歳までの、
 当時は解決方法が見えなかった欲求で、
 それからは逃れられない。
 それが何だったか思いだせ!」

(ちなみに富野さんは「宇宙旅行」と、
 そのころ目にしてしまった
 「女の人がいじめられてるようなエロ本」だそうで…)

という終盤の富野さんの言葉を反芻しながら帰りの電車に揺られ、9歳の頃の叶わなかった欲求をつらつら思い返して「ああ、ホントそうだわ、オレ、書いてる小説そんなんばっかりだ」と納得しつつ、所沢で乗り換えずに新宿まで買い物に出たので、そこから家路につく電車内で読もうと、紀伊国屋フォレストでマンガを物色しました。前々から「面白い」という声を耳にしていたのもあったけど、日本橋ヨヲコ『G戦場ヘヴンズドア』の帯に

「こいつらの情熱には背筋が凍り付く!
 漫画界が怖くて
 なんか逃げ出したくなってくるぜ」

なんていう煽り文がついていて
しかもその言葉を寄せたのが島本和彦だった日には、
手に取らずにはいられないでしょう。

昼間の富野さんの熱さが残る手に
この本はものすごくしっくりくるような気がしたのです。
山手線→西武線の車内で読んでいくと、
それは確信に変わりました。
シンクロニシティってのはあるもんだね。
あまりにも出来過ぎてるけど、でもホントなんだよなぁ

 人気マンガ家の父親に反発して小説家を目指す町蔵は、
 逆にマンガだけを心のよりどころにしている鉄男と
 原作+マンガ描きの「戦友」として結びつく。

 いよいよ作品を応募する時になって、町蔵は  
 忌み嫌う父の世界の編集者である、鉄男の父と出会う。
 彼から町蔵はこんな言葉を浴びる。

「こう育ったか。かわいそうになぁ。
 気づいちゃったんだよなぁ、
 誰も生き急げなんて言ってくれないことに」

「見ろよこの青い空 白い雲。
 そして楽しい学園生活。
 どれもこれも君の野望を
 ゆっくりと爽やかに打ち砕いてくれることだろう。」

「君にこれから必要なのは絶望と焦燥感。
 何も知らずに生きていけたらこんなに楽なことはないのに、
 それでも来るか?
 君はこっちに。」


    日本橋ヨヲコ『G戦場ヘヴンズドア〈1〉』より


確かにウチ(日芸)も、
アートっぽい雰囲気の中で
充実したキャンパスライフをおくりながら
ナチュラルにじわじわと現実を教えられ、結果的に
芸術家への夢をあきらめさせられる場所だったなぁ…

……と述懐する卒業生が、
  きっと数えきれないほどいっぱいいるはずです。

  で、そのことを当人たちが悔いてるわけではない。
    

首根っこをつかむ勢いの富野さんは、
その対極にありましたね。

終盤では「45歳まで挽回のチャンスはある」といいながら
序盤を思い返せば
「もうおまえらは出遅れてる」
「才能があったら今こんなところで時間をつぶしてない」
つまるところ、生き急げ!とアジりまくり。

まさしく
逆襲のシャアのように
いますぐ愚民どもすべてに英知を授ける勢い
でしたよ。

熱かった。

関連エントリ→「逆襲のシャア」

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2006年11月 4日 (土)

芸祭最終日は捨て身の作戦

日芸の芸祭も残すところ明日のみ。

文芸棟に足を運んでいただいた方は、
授業で各ゼミが制作する「ゼミ雑誌」(無料配布)を
ご覧になられたことと思いますが、

「ニチゲイのブンゲイなのに、
 物書き系サークルって無いの?
 出展してるのが見当たらないんだけど?」

と疑問を持たれた方も数多いと思います。

じつは、文芸学科の文芸創作系8つのサークルは、
文芸棟ではなく、教室棟2階の202教室にて
一堂に会して出展しております。

こちらは正規授業での制作となるゼミ雑誌とは違って
授業ではとても見せられないような、
日芸生の本領ともいうべき、
エッジのきいた自主制作本がひそかに売られているもようです(謎)

しかし、文芸=文芸棟という先入観+場所が人の自然な流れの動線から外れていることが災いし、二日目の今日は客の入りがイマイチです。
客のほとんどは見覚えのあるなつかしの卒業生じゃないかー(ノД`)

 

僕が片足つっこんでる「公沁舎」も、初日は男子までメイド服wで売り子を務める気概がありましたが(それはそれでなにか間違ってるような気が…)二日目の今日は普通の男子に戻ってやさぐれながらチョコバナナ食ってる状態。

 マニア受けはするが一般客は近寄りがたい気もす…

20061103_koshinsya

いかん。
捨て身の客寄せ戦力として、明日は公沁舎ブースに、
僕が両足つっこんでる小説同人誌『もらっぷ』の最終号も委託で出します。
(いいよねH川くん? 売上げの五割入れるのでどう?
 ていうかもうポップ作っちまったww↓)

2006mpop

2002年、僕が講師昇格審査作品として提出し非難轟々、
あやうく職を失いかけたうえに昇格時期を2年間逸したという
いわくつきの問題作失敗作『フォーリン・シルフの夜』が読めるのは
もらっぷ9号だけ!(\(^o^)/ほんとに捨て身だw)

さらに、僕の学生時代からの友人(3年間同じゼミだった)
木村友祐が、2003年 第16回小説すばる新人賞の
最終候補3作に食い込ませた『果林は裏にいます』
(小説すばる新人賞応募時タイトル『プラチナガーデン』須郷哲) 

上記2作品が収録された小説同人誌
「もらっぷ」最終9号、最後の残部17冊、
芸祭最終日限定で放出したいと思います。
どうぞよろしく。

というわけで、文芸萌えな方は教室棟202もお忘れなく。

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2006年11月 2日 (木)

日芸の芸祭、明日開幕

明日から三日間、我が日大芸術学部の学園祭

「芸祭」が開催されます。


公式案内サイトは下のバナーをクリック

Geisai

今年は江古田校舎の建て替え工事のあおりで所沢校舎開催なのですが、今日も江古田でギリギリまで準備を進める学生につきあって、夜10時近くまでスタッフT 氏と文芸学科のコンピュータ室に詰めてました。やっぱりこういう切羽詰まった感がないとお祭りの実感がわかないので、嫌々ではなく微妙に乗り気だったりします(汗)

明日11/3の第1日目、午後1時から4時のあいだ、僕は教員として高校生向けの進学相談会で面談係を務めておりますので、芸術学部に興味のある受験生の皆様、突発OFF会とでも思ってどうぞお気軽に図書館2階の文芸学科コーナーへおいで下さい。(って、いいのかそれで?)

さて、僕が今回の芸祭でちょっとばかり深く足をつっこんでる場所がもうひとつあって、文芸学科学生が立ち上げた文芸サークル「公沁舎」(こうしんしゃ)のデビュー本2冊同時刊行の両方にゲスト執筆者として原稿を寄せています。

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思えばこの春、学生との飲み会で、代表H川君の
「『大真面目エロ』と『革新的マンガ論』の2冊同時刊行でスタートを切りたいので先生も官能小説書いてください!」という無茶な願いを酒の勢いで承諾したあげく、酔っぱらっていたのか『革新的マンガ論』を『エロ漫画論』と聞き違えて、思いっきりエロ漫画論を寄稿しちゃってます。もちろん官能小説も。

先生として……いいのかオレ?

というわけで、この本は
絶対に読んではいけません!


…まぁ、絶対見るなよ、といって 
 好奇心を煽るのは商売の基本

 (それなんて雪国まいたけ?)

それにしても、
あの常盤響さんに表紙写真を撮り下ろしてもらえるとは
H川君激しくグッジョブです!
阿部和重の『インディビジュアル・プロジェクション』
を常盤氏の写真でジャケ買いした記憶が、
ビシビシよみがえるくらい嬉しいっすよ。

公沁舎Webはこちら→■http://www.koshinsha.net/■

第5回文学フリマにも参加します。スペースはB-51です。

Geisai06_t_2

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